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ナッペ四角(角型ケーキ)のやり方・練習法 たった1つの丸型ケーキとの違い
四角(角型ケーキ)のナッぺのやり方は?たった1つの丸型ケーキとの違いとは?1番の大きな特徴は「2面or3面」の差で、つまりは「角」のある・なし、とも言えます。
そこをしっかり理解すれば、ハートや星型、数字、キャラクター他、どんな複雑な形でもナッぺ可能です。経験20年超えのスイーツ技術コンサルタントが分かりやすくまとめてお伝えします。
目次
3面か2面か?ナッぺ面数の違い
△角型ケーキ「ナッぺ」の様子
丸型ケーキ(円柱)=2面(上面・側面)
角型ケーキ(直方体か立方体)=部分的に3面
・辺の部分:2面
・角の部分:3面集中している
つまり四角いケーキは3面の部分がある!というのがポイントです。3面集中した部分の塗り方さえ習得すれば、角型の方が「簡単!」という方も多いです(丸ケーキ側面が湾曲するのに対し、角ケーキ側面はまっすぐなため)
2面の場合「角取り」作業=1回
3面の場合「角取り」作業=2回
※混乱した方は動画をご覧下さい
丸型ケーキでは、側面のクリームを立ち上げて角を取る作業をグルッと1周1回行います(丸型はどこを取っても2面ですね)
ところが角型ケーキでは角部分に3面集中していて混乱します。しかしナッぺの基本は…どんなケーキでもまず各面を塗る→角1回取れば2面キレイに→角をもう1回取れば3面キレイにできるんです。以下で詳しくご説明します。
四角ケーキ1台の塗り方
まず角型ケーキの場合も丸と同様「上面」→次に「側面全体」を塗ります
・側面4つ(全て)塗る
・側面同士飛び出たクリームを取る(4か所)
側面の処理が終われば、上面に向かって出ているクリームを1周角取りするのは丸型ケーキと同様です。
ハート型・数字・キャラクターも自由自在
丸型と角型さえ塗れれば、後は簡単です。
・ハート型=丸2と角1(☆)の組み合わせ
基本的に数字でもキャラクターでも「丸と角」の組み合わせですから、事実上どんな形でもナッぺ可能となります。
例えば、ピラミッド型(四角すい)のように1点に4面集中した形でも1面ずつキレイに塗る→角を処理する、の連続だと覚えれば全く問題ありません。
複雑に見えるナッぺも実は簡単
ここでナッぺを整理して考えてみます
・1か所に何面集まっているか?
=ほぼ2面か3面の集合体
=丸と四角が塗れればナッぺは完全制覇
補足としてケーキ「面」には2種類あり
・水平面(上面):難易度(低)
・垂直面(側面):難易度(高)
垂直面の方がナッぺが難しいので、ここは鍛錬が必要です。実は下に落ちたクリームをスルスルと上に運ぶ方法があるので詳細は以下の記事からご確認下さい。
▷ナッぺ側面が台形になる?!下に溜まったクリームを上へスムーズに運ぶ方法(←タップすると開きます)
スクエアケーキのナッぺやり方・まとめ
丸型に併せて、角型ナッぺも覚えると、どのようなケーキデコレーションにも対応できるため、スクエアナッぺはぜひ習得したい技術の1つです。難しいパティシエ技術も整理して捉えれば簡単に解決します。お気軽にLINEからご相談下さい。
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◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します
パティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です。
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