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プロの練習に最適な ナッペ・絞り用トレーニングクリームはこれ
2021.4.28 9.9 2022.1.30 更新
プロの練習に最適な ナッペ・絞り用トレーニングクリームと「使い方・商品名・購入先」と効率的な練習方法までご紹介。少しでも早く技術習得したいけど、忙しくて時間が取れない!そんな方におすすめです。
練習ショートニング選びもメーカーによって使用感が異なります。経験22年のパティシエトレーナーが分かりやすくまとめてお伝えします。
▲両手が塞がっていても技術向上!1日5分聴くだけドリル(音声ラジオです)忙しい時には「ながら聴き」です
目次
- ○ 練習に最適なクリーム・おすすめ2選
- ・ナッぺで練習用クリームを試そう!
- ・絞りで練習用クリームを試そう!
- ○ ショートニング練習のメリット
- ○ 「ナッぺの側面」スローモーション解説動画
- ○ 保管・片付け方法
- ・上手になりたいあなたへ・これが真実です
- ○ プロのショートニングナッペ練習・まとめ
練習に最適なクリーム・おすすめ2選
△どちらでも!おすすめの練習用クリーム2点
まず練習には「ショートニング」使います。生クリームの使用感に最も近く、安価で繰り返し練習できる素材です。この2点を推す理由は、調整なしで「そのまま使える」から。
実はショートニングは各メーカーで「使用感」が異なるため、好みのかたさにシロップで調整しながら使うのが通例です。ただ調整が面倒なのと、そもそも調整に失敗する、という練習以前の問題も発生しがちです。
そこで下記2種類をおススメします。
▲富澤商店が近くにある方はコレを(一番安いランクのやつ)
▲Amazonなど、通販サイトでいつでも購入できるタイプ
使い方はボウルに移して ホイッパー(ミキサー)で充分ホイップするだけ。
※冬場ショートニングが硬い場合、ホイップ前に容器ごと電子レンジにかけ、ヘラが入る位にします
白くてフワフワになったら使えます(ならない場合はホイップ不足です)
▷プロのナッペを身に付けるのに一番最初にやるべき たった1つのこと(←タップすると開きます)
ナッぺで練習用クリームを試そう!
△試したら課題が見えてくる
「発泡スチロール台」があるとナッぺ練習がしやすいので、ぜひお試し下さい。お湯洗いの「耐熱・耐久性」が高い、安価で優れた商品をご紹介します。お好みの形やサイズで指定注文できます ▶発泡スチロールご注文は大阪のフジカットさん(←タップすると開きます)
▲この画像も、発泡スチロール台とショートニングです。
▷手が無意識で動くようになる ナッペのプロ向けレッスンとは(←タップすると開きます)
絞りで練習用クリームを試そう!
△モンブランの絞りを練習中
お手元にある口金で、お好きな練習をしてみましょう。生クリームと同様、絞りやすいクリームのかたさを習得できるので、繰り返し試してみることが肝心です。
ショートニング練習のメリット
△ショートニングは安価で心置きなく使える
メリット① 何回も繰り返しつかえる(半永久的)
メリット② 常温保管でラク
メリット③ 安価(1000円以内)
本物の生クリームをたっぷり使える環境は、なかなか作れません。いつか本物で…と思うより、今すぐ動いた方が上手になります。
「ナッぺの側面」スローモーション解説動画
▼ナッペ側面をゆっくり解説。発泡スチロール台にショートニングを塗る様子
独特なパレットナイフをくねくねさせる動きです。
▶ショートニングクリーム練習のやり方(←タップすると開きます)
保管・片付け方法
▲東京二子玉川キッチンの練習風景
ショートニングは冷蔵不要。直射日光が当たらない涼しい場所で保管します。腐らず半永久的に使えます。夏場はドロドロに柔らかくなりますが、使う時に充分ホイップすれば使用に問題ありません。
キレイに片付けるには、ショートニングの元の容器に戻すのがおすすめです。新品をホイップするとカサが増え収まりきらないので、余りはラップで包んでおきましょう。
注意事項として、ショートニングは服に付くと脂染みが取れません。道具も熱いお湯で洗う必要があります。これが面倒臭いのですが、実はプロの所作を試されています。
東京二子玉川キッチンでは、プロの受講者さんがほとんどで周囲も道具も汚しません。クリームが服に付く、そこらじゅうがベタベタになるなら「私は素人です」とアピールしているのと同じ。いかにラクに速く片付けるかも練習の1つです。
上手になりたいあなたへ・これが真実です
△ナッぺ側面が垂直にならない
多くの方がナッぺも絞りも「正しいやり方を知らない!」だからできない、と思っています。でも本当の原因は「身体ができていない」からなんです。
例えば一旦、あなたの身の回りや職場で「ナッぺや絞り」が上手な人を思い浮かべて下さい。A先輩でもB上司でもいいです。仮にA先輩が利き手と「反対の手」でナッぺ・絞りをしたらどうでしょう?…変わらずキレイに速くできますか?
推測ですが、利き手ほどの精度は無いような気がしませんか。ここで考えてみて欲しいのですが、A先輩は「正しいやり方を知らない」わけではありません。利き手と同じように手がスムーズに動かなかったのが、精度を落とす原因ですよね。
残念ながら、あなたがご存じのやり方が、きっと「正しいやり方」です。ただ上手な人は「どのやり方でも」できるし、手が動かない人は「どのやり方でも」できない。つまりナッぺと絞りの「手が動くようになる」トレーニングを早くやらなくちゃ!ということです。
▷指導者向け ナッペを見て覚えろ!は非効率だった 的確な技術の教え方(←タップすると開きます)
▷手が無意識で動くようになる クリーム絞りのプロ向けレッスン体験(←タップすると開きます)
プロのショートニングナッペ練習・まとめ
プロの練習の最大のポイントは、最低限の道具を揃える「環境づくり」と、繰り返し身体を動かす「習慣づくり」です。道具を揃えて安心してしまうと、当然上達しません。
職場で重宝される存在になって、パティシエ職を続けていきましょう。お手伝いさせていただきます。
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◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
ナッペや絞りでプロを極めてパティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)22年在籍している珍獣です。
つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)パティシエを続ける方の練習指導・コンディションを整えるパティシエトレーナー。
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