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有料レシピと無料レシピの決定的な違い 商用レシピにお金を払う意味

2017.3.7 2022.1.29 更新

レシピには2種類、有料のものと無料のものがあります。決定的な違いは「商用か否か」です。無料レシピは主に「ご家庭」で楽しむ用として使われていて、有料レシピは「不特定多数・全国・海外」等、広範囲に影響が及ぶケースで用います。

レシピにお金を払うのに意味があるのか、経験21年のスイーツコンサルタントがお伝えします。

目次

無料レシピがビジネスに不向きな理由

無料レシピは、ネットで検索すれば無数に出てきます。それを使ってビジネスをすればいいのでは?と思った方へ。まず無料レシピというのは主に「ご家庭」でお楽しみいただく用に作られたものです。

人:身内・仲間など少人数
場所:家庭内など決まった狭い範囲
日持ち:その場で食べる

無料のレシピが劣っているわけではなく、とても美味しいけれど「溶けやすい」「崩れやすい」「かたくなりやすい」など、美味しさが維持しづらいため、そのレシピで商売はしにくいよなあ…という分類になります。

ビジネスに使うレシピであれば、やはり「通販対応(壊れにくい)」「全国・海外対応(広範囲)」「お土産対応(日持ちする)」辺りは押さえたいところ。それを満たすのが、いわゆる商用レシピ(有料版)です。

商用レシピを使う最大のメリット

△比較しやすいよう3パターン試作品をご用意

有料レシピの最大のメリットは柔軟に「特定のご要望」を盛り込めることです。もちろん先でご紹介した「壊れ・日持ち」等のビジネス対応は基本装備です。特定のご要望の具体例としては、

①指定の農産物等(素材)を盛り込みたい
②機能を持たせたい(低糖質・ヴィーガン)
③誰でも製造できる(アルバイト・高齢者)

などが人気のご要望です。こういったオリジナルの注文を盛り込めることが有料レシピの最大の特長です。ご要望数が多岐にわたると費用も高くなると考えていただくと良いと思います。

具体的な商品開発の様子は、以下からご覧いただけます。

パティシエさんにも商用レシピお作りします

△パティシエさんから商用レシピのご相談
正直、プロのパティシエでも「商用のレシピ構築」は大変な作業です。材料選定・試作、試食の繰り返し・日持ち品質テスト…作業が多すぎてご自身で行うより外注した方がよほど効率的に仕事が進められると思います。

つまり商用レシピは誰でも作れるものではなく、無料レシピに少し手を加えて済むものでもありません。無料レシピの土台にご要望をアレコレ盛り込むことはできないのです。

例えば、建築物なら「建物本体」にこだわるには「土台や基礎」がしっかりしてないとダメ!という状態。無料の「土台と基礎」には本格的な建物は乗らないのです。

スイーツの同業プロからご依頼いただけるのは大変光栄なこと。スタッフ人数や、作業場導線、倉庫・保管庫等、先々まで考慮したレシピ作りを評価いただけることに感謝しております。

有料レシピと無料レシピの違い・まとめ

レシピの有料・無料の違いとは「商用か否か」でした。特定の素材を混ぜ込んだり、低糖質の機能を持たせたり、人材を選ばない(作業工程を変換する)等のレシピ構築には、専門的な知識・経験が必要となります。

土台から完成まで細部にこだわり、今後の展開を見据え、しっかり造りこんだものが【商用レシピ】です。LINEからご相談内容をお聞かせ願います。
自動情報配信ではございませんで、ご登録だけですと何も流れてきません。ご覧いただいた記事の内容でも結構です。ぜひコメントをお願いします(^.^)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)21年在籍している珍獣です。菓子と現場の人づくりスイーツコンサルタント。

つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)

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