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ナッペ絞り極意

プロのナッペで大切な【筋肉】と【姿勢】と【クリームのかたさ】について

2019.2.8 4.11   10.23
2020.2.08 7.25 2021.9.15 2025.7.17 更新

プロのナッペで大切なのは【筋肉】と【姿勢】と【クリームのかたさ】です。やり方以前の土台や基礎が理解できていないと業務では使い物になりませんし、姿勢が間違っていた場合、日々の作業で身体も故障しやすく仕事の継続も難しくなるでしょう。

プロだからこその視点で経験25年のスイーツ技術コンサルタントが分かりやすくまとめてお伝えします。

目次

プロのナッぺに必要な【筋肉】とは

ナッペ(クリーム塗り)が上手になりたい!でも独学で練習しても効果が見えにくいような?もっと効率よく上達できないかな…

そんなお悩みを解決するナッペ解説記事の保存版です。ぜひ、お仲間にもシェアして下さい。毎月24日には無償で質問へ回答するコーナーもご用意しておりますので、お気軽にリクエスト下さい。ここでは製菓学校教師時代に授業でも教えなかった事実をお伝えします。プロとして本当に上手になりたい方へ。

まずナッペを極めるには、それに応じた【筋肉】が必要です。決して「すごい裏ワザ」や「魔法でどうにかできる方法」は存在しません。それを探し求めても、どこにもありませんから先にハッキリ言っておきます。

それで最も早くナッペ習得できる方法が「筋肉をつくること」で、つまり ご自身のナッペの筋肉を鍛えてほしいのです。筋肉が育っていない状態では「どんなに素晴らしいやり方」をお伝えした所で再現ができません。

例えば、バレリーナになりたいけど「からだがメチャクチャかたい」んです、って言われたらどうでしょう。かたい体のまま、どんなに素敵なポーズを習ってもキレイに表現できません。

ナッペも同じ。「こうやると上手くいくよ」というナッペのやり方を再現するには、それなりの「からだづくり」が必要だったんです。ナッぺの筋肉の作り方は簡単です。毎日1分【リアル体感トレーニング】を継続してみて下さい。詳細は以下の記事から、ご覧いただけます。

プロのナッぺ【正しい姿勢】とは

ナッペの姿勢?それ重要なのかな?と思った方。

たとえば、ここに「お箸」で食事をするのに慣れない方がいたとして、箸を握った瞬間に「ああ…いかにも慣れていないなー」というのが見た目一発でわかると思います。持ち方だけで箸使いの経験値ってわかるんです。

反対に持ち方を美しく矯正すると、使い方も上手になる。これがナッペでも同じなんです。

美しい姿勢・正しい道具の持ち方から入ると各段に上達は早い。スポーツでもフォームは大事ですよね。

特に人に見られる実演パティシエや、指導者の立場にある方は美しい作業姿勢は大切な要素です。(猫背で必死感あるとカッコ悪い)

ちょっとした姿勢の違いが見た目のイメージすら変えます。下の画像をご覧ください。左の姿勢から、右の姿勢になる、たった1つのコメントがあったのですが、それは何でしょうか。

熟練者は姿勢良く、簡単そうにやる

「パレットナイフをもう少し
ご自身に近づけてください」

これだけです。

どうです? どちらの方が余裕があって上手な人に見えましたか(アドバイスから1秒でこの変化)

たったパレットナイフが5㎝手前に動いただけです。それでは具体的にナッペの良い姿勢を確認します。

①足は肩幅に開きます
②おへその前にケーキを置きます。ケーキは身体から離れ過ぎないように調整
③軽く腕をおろします(この時パレットナイフの下に自然にケーキがきます)

これがナッペの正しい姿勢3ステップです。

ナッペする間、姿勢はできる限り崩れないように維持します。ナッペの最中、動かすのは肩から下の腕部分だけで、上体、下体はほとんど動かさずナッペは完了します。

悪い姿勢の見本

上の画像は良くない見本です。私は昔、パティシエ1年目の頃、勤務先のおじいちゃんチーフに「こうやってケーキをよく見るといい」と助言されましたが一切無視して現在に至ります(笑) チーフごめんなさい。

画像を見ると随分と前かがみですし、パレットナイフの位置はもっと自分に近づけた方がいい。

そもそもケーキをそんなに凝視しなくても大丈夫なんです。だって箸使う際も、箸先を凝視せずに問題なく使えるじゃないですか。よそ見してても食事できる。ナッペも同じです。

おじいちゃんチーフの姿勢をマネすると、腰・肩を痛めるのでやめましょう。いつもあちこちが痛いおじいちゃんチーフでしたよ。今頃どうしているかなぁ…

プロのナッぺ【クリームのかたさ】とは

クリームのかたさ調整までできればナッぺは8割方、成功です。筋肉作り、姿勢に続いて大切なのはクリームのかたさです。

そんなのどうでもいい、華やかなテクニックを早く知りたいよ!と思っていませんか。違うんです、プロを極める人は「クリームをいつでもいい状態にキープできる」人なんです。クリームが悪い状態になったら、どんなに優れたテクニックも意味を成しません。

仕事で毎日ナッペをするのに、暑い日も寒い日もあります。「いつでもキレイに」ナッペする人は、いつでも手元のクリームを場の環境や状況に合わせて、最適な状態にキープできる人です。

以前勤めていた製菓学校で大変好評な体験レッスンメニューがありました。ホールのデコレーションケーキ1台(15㎝)を丸ごと持ち帰りできる内容でした。

いらっしゃるのは高校生で菓子作り初心者がほとんど。それでも店売りみたいなデコレーションケーキを仕上げてもらいます。どうして難易度の高いナッペのケーキが初心者でも上手にできるのでしょう。

そのポイントは参加者にクリームの「かたさ調整」をさせないことでした。

職員(プロ)が「ベストに調整した」クリームをタイミング良くサッと差し出し、高校生(初心者)にはデコレーションしてもらうだけ。

つまり、クリームのかたさ調整はプロにしかできない(初心者には難しい)ということです。

ナッペ成功はクリームのかたさ調整、筋肉、姿勢で決まるのです。華やかなテクニックは二の次です。

来てくれた高校生が家に帰って再度ナッペにチャレンジしたかわかりませんが、家ではキレイに再現できなかったハズです。(生クリームの調整は教わっていませんから)テクニック、やり方習得だけで、筋肉がない、姿勢が悪い、クリームのかたさが分からないままではプロを極めることはできないんです。 

クリーム【○分立て】の曖昧さ

クリームのかたさの落とし穴。かたさの指標でよく使われる「クリーム〇分(ぶ)だて」というコトバがあります。数値化されていて良さそうですが、あれは最善策ではないと私は思っています。

苦肉の策の指標ですね。あまり頼り過ぎない方がいいです。その理由も以下に解説致します。

「6分(ろくぶ)だて」のクリームとか
「8分(はちぶ)だて」のクリームとか、

数字が小さいとやわらかい、数字が大きいとかたい(たくさん泡立てした)クリームなのですが..

▲やわらかそう(7分立て位かなぁ)
▲かたそう(9分立て位かなぁ)

そんな感じで数字の10段階を、ザックリ指標にしています。試しに10人のプロに「8分だて」のクリームをご用意いただけば分かりやすいです。結果は全て微妙にバラつきます。正解の範囲に幅があるんです。

つまり8分だてには本来8.0~8.9まで幅があるハズで、それは30~39歳を一緒にするくらい雑で解像度が荒いです。そこ、本当はひとくくりにできない位、差があるし、実際にクリームのかたさは微差を使い分けしているんです。

筋肉、姿勢、クリームのかたさ・まとめ

これらの大切な筋肉、姿勢、クリームのかたさ、について1時間の体験レッスンで、しっかりお伝えしています。ですので、体験レッスンを受講いただいた後でないと、20時間の本コースは受講いただけません。

〇〇はどうしよう…等と「悩む時間」を費やしても「行動」が、どんどん遅れてしまいます。それより必要な行動に絞って戦略通りに効率良く動く方が確実に結果が出ます。

うーん…これを聞くべきか…?迷った時点でLINEから、お気軽にご相談下さい(月江直通で自動情報配信ではございません)また、お声掛けいただければ毎月24日にオンライン質問アフターフォロー会(無料)を設けており、ご招待させていただきます。


◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します
パティシエを続ける方を応援しています。3年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)25年在籍している珍獣です

つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)スイーツ技術コンサルタント

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