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イートイン商品(クレープ)を通販商品(冷凍)で対応させる方法
イートインスイーツ商品を通販商品へ対応させる方法について。今回はクレープを冷凍対応させるいくつかの手段をご紹介します。
商品へのこだわり度合いによって開発「必要予算」や「所要期間」「手間や工数」が変わるため妥当なラインを決める必要があります。経験20年超えのスイーツコンサルタントが分かりやすくまとめてお伝えします。
目次
- ○ 着手しやすい難易度順にご紹介します
- ・市販品「冷凍クレープ皮」を使用するケース
- ・市販品「クレープミックス粉」を使用するケース
- ・オリジナルクレープ皮をゼロから開発する
- ○ 冷凍クレープ通販商品を開発する方法・まとめ
着手しやすい難易度順にご紹介します
市販品「冷凍クレープ皮」を使用するケース
最も着手しやすく、手軽で早いのが既に完成している市販品を上手に活用することです。キチンと冷凍対応している「モチモチ生地」がネットで簡単に手に入ります。
小ロット(10枚単位)から入手することができますので1度試食や試作をされてみるのが良いと思います。
また、中の「生クリーム」については「安定剤」を使用することで冷凍解凍後の離水やドロドロに溶けてしまう事態を防ぐことが可能です。いわゆる「冷凍クリーム用の保形剤」という商品があります。
市販品「クレープミックス粉」を使用するケース
市販品の出来上がりを使うのは、ちょっと抵抗がある…という方もいるかもしれません。その理由は主に3つ挙げられると思います。
・焼き上がりの市販品に割高感がある
・クレープ皮で差別化するのが難しい
・市販品に頼るのはプライドが邪魔する
そんな時には市販の「ミックス粉」をお勧め致します。焼き上がり品に比べ割安感があり、ミックス粉をベースにしつつ少々アレンジを加えることができるからです。
オリジナルクレープ皮をゼロから開発する
どうしても市販品に頼りたくない場合は、ゼロからレシピ構築を行う必要があります。これには「お金も時間も手間も」かかります。
市販品の焼き上がり皮やミックス粉は製粉会社さんはじめ、企業の研究室で試行錯誤を経て世に出された商品です。
それと同等の作業を独自に行うわけで、それなりの覚悟が必要です。いとも簡単にポンっ!と出てくるものではありません。
またレシピが開発されても、それを仕込むのには「技術」が必要となります。仕込みの練習(技術習得)も欠かせませんし、材料手配や管理も煩雑になることは心得なければならない事項です。
また中身のクリームについても「添加物」を極力入れたくないという場合は、オリジナルクリームを開発する必要があります。
ゼロ→1の開発作業は独自のこだわり商品が作れるのがメリットですが、費用・時間・手間がかかるデメリットを含んでいるため、まずは市販品の活用から順番にお勧め致します。
冷凍クレープ通販商品を開発する方法・まとめ
基本的にはゼロイチ(完全オリジナル)の開発はお勧めしません。既に研究されてきた市販品は非常に完成度も高く評価できる仕上がりですので、上手に市販品をアレンジすることでオリジナル感を出す程度がちょうど良いように思います。
MOTHERSWEETS®と称して、こそだて世代のパティシエチームが、プロ目線で、我が子に本当に食べさせたい、安心で美味なお菓子を試作代行・レシピ開発のお手伝いをしております。LINEからご相談内容をお聞かせ願います。(月江直通で自動情報配信ではございません)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)24年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。
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