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フリーランスパティシエ6時間労働・こそだてしながら収入を得てみたら
フリーランスでお菓子の仕事を続ける私が、こそだて中にて6時間労働で収入を得てみたら。産後5か月でフリーとして独立し、こどもが7歳になった現在までの状況を振り返ります。
こどもの成長に合わせて「働き方」「働く時間」も変化させつつ、お菓子の仕事を続けるべく模索と試行錯誤を繰り返す、経験20年超えのスイーツコンサルタントがまとめてお伝えします。
目次
無収入~現在の収入は増えてきました
△売上管理画面
現在、こども7歳・小学校2年生です。幼稚園・保育園時代と違って「送迎」が要らないため、めちゃくちゃラクになりました。お留守番もお願いできる!本当に働きやすくなりました。
元々私も一般的な製造作業を行うパティシエで労働時間はかなり長く、一生これを続けるのもなぁ…と思いつつ、良いタイミングで「製菓学校」の職員になれる機会を頂戴します。
ただ私の拠点である東京世田谷区は当時、待機児童数ナンバーワンで「預け先」がどこにもありませんでした。親に頼れる等のアテもない。にもかかわらず、お菓子の仕事を辞める選択肢は無くて…
産後からフリーランスでお菓子の仕事をスタートさせます。といっても自分で仕事を作るなんて未経験。赤んぼの昼寝時間でできる程度のことですから、最初の1年間は無収入でした。
当初の目標は、勤務時代の手取り額程度(20~30万)で、こどもの成長に合わせて仕事に打ち込める日を楽しみにこそだてしてきました。現在は自由にできる時間が増えたため、動かせる金額も少しずつ大きくなっています。
私の実体験をつらつらとお届け致します。
こどもの手が離れる分、仕事時間が増やせる
△シッターさんとこども
私の現在の業務は以下の通りです。
①プロ向けの技術指導(特にナッぺ絞り)
②スイーツ商品開発
③スポットコンサルティング
①技術指導:現役パティシエ・復職パティシエさん(こそだてブランクあり)向けにデコレーション技術の技術習得講座を実施しています。リアルはもちろん【オンラインチャット】で進められるのが特長です。
こどもの成長に合わせ、研修の類も地方の店舗へ出張形式で実施できる機会が増えました。
②スイーツ開発:同じく、全国どこでも動けるようになったので案件をお受けしやすくなりました。
③スポットコンサル:お菓子に関する知見を1時間単位の面談でお伝えしています。こどもが小さい頃はまとまった時間が確保できなかったのですが、今は本当に働きやすい環境になり感謝しています。
オンラインからリアルにも移行したい
△コンテスト審査員をさせてもらいました
こどもが小さい頃は事業の全てを「オンライン化」することに注力してきました。私の場合は仕事も好きですが、こそだて期間はこども優先で過ごしたかったんですね。赤んぼを抱えながら2時間も仕事できればいいほうでした。
こどもが起きている時間は「こどもと過ごす」
こどもが寝た時や隙間時間で「仕事を進める」
それには「オンライン」が都合良かったのです。
実はコロナ禍以前から「事業のオンライン化」が済んでいたので打撃は少なかったと言えます。
現在は1日6時間労働位で安定していて、地方へ出張できる機会をいただけた時は、余分にスケジュールを切り、こどもを連れ「親子旅行」を兼ねて楽しませてもらっています。
また日曜日は家族そろって過ごすと決めています。
こそだて世代のお菓子の仕事・まとめ
MOTHERSWEETS(マザースイーツ)、こそだて世代のパティシエが、プロ目線で本当に我が子に食べさせたい、安心で美味なお菓子。そんな意味を込め、こそだてチームでスイーツ商品開発業務に携わらせてもらえる機会が増えてきました。
こそだてしながら無理なく、お菓子の仕事を続けていくため、お菓子を「作る」ことから、私の場合はお菓子を「教える・伝える」という業務へ方向性を変えることで、「技術を伝える」経験値がどんどん上がってきました。
もうこどもも7歳。あとはバキバキ仕事ができると思うと今から楽しみです。お気軽にLINEからご相談下さい(月江直通で自動情報配信ではございません)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します
パティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)24年在籍している珍獣です
つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)スイーツ技術コンサルタント
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