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スイーツレシピ構築(オリジナルレシピ)の考え方・決め手とは?

2017.7.21 2023.4.10 更新
スイーツレシピ構築(オリジナルレシピ)の考え方・決め手とは?できる限り少ない試作数で結果を出す方法。

商品化した際によく言われる「これまで何度も試作を重ねました!」は「開発物語」としては素敵ですが、プロはより少ない試作数で費用を抑え、納期を早めるものです。経験20年超えのスイーツ技術コンサルタントがまとめてお伝えします。

目次

レシピ構築に必要な2大要素

オリジナルスイーツを作るのに必要なのは次の2つ。
①データの蓄積(味見)
②製菓の学問を学ぶ(材料学・製菓理論)

これは例えば
①身体を鍛える
②武器を装備する
に置き換えるとイメージしやすいです。

①と②両方だと良い具合で一方だけだと足りません。また身体を鍛えるのは「継続」の必要があり、1回でどうにかすることは不可能です。武器は比較的すぐ入手できますが定期的にアップデートする必要はあります。 

多くの場合データ蓄積が不足しがち

スイーツレシピ構築における「データ蓄積」とはいわゆる「味見」です。
①個々の素材(各材料)の味
②生地(焼く前)の味
③焼き上がりの味(完成品試食)

③の焼き上がりを味見する方は多いでしょう。次に①材料の味見も適宜行うのではないでしょうか。最後に②生地を毎回味見する方は少ないはずです。

各素材の味見をし→生地がこの味になり→焼き上がるとこうなる、を繰り返すことで1連のデータが蓄積されます。すると、材料の味見だけで〈生地はこうして〉〈焼いたらこうなる〉の推測精度が高まります。

もしこれまで味見をしてこなかった方は、今からでも味見を習慣化してみて下さい。

製菓学問〈材料学・製菓理論〉は必須

もし過去に製菓学校の授業で受けた方は、ぜひ復習をしてみて下さい。また教科書に載っていない〈新素材〉の扱いについては、先述の〈データ蓄積量〉がものを言います。

新素材の味見をする
→どの材料を合わせて生地にできるか
→生地を焼き上げた仕上がりは?

つまり、製菓の学問知識×膨大なデータ蓄積量=【レシピ構築力】となります。

【レシピ構築養成講座】について

企業の商品開発部にて〈研修〉としてもご利用いただくレシピ構築に必要なものが丸ごとセットになった講座です。

オリジナルスイーツレシピ作り方・まとめ

オリジナルスイーツを考案する際は、まず参考になる(核となる)レシピを見つけます。それをどういじれば思い通り(理想)のスイーツにできるのか?

①これまでの味見で得たデータ量
②製菓学問知識の装備(製菓学校同等以上のもの)

上記2点が決め手となります。LINEからご相談内容をお聞かせ願います。(月江直通で自動情報配信ではございません)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。

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