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指導者の「指導力」を高めるには・上手な教え方、技術指導とは?

指導者としての「指導力」を高めるには?上手な教え方と正しい技術指導とは?指導者に向いていない発言の第1位は「何でできないの?」です。
反対にお相手が「何で(上手に)できないのか」原因を見つけるのが「良い指導者」。更に原因特定+改善方法が提案できれば完璧と言えます。経験20年超えのスイーツ技術コンサルタントがまとめてお伝えします。
目次
- ○ 「何でできないの?!」は禁句
- ○ できない原因をなるべく多く知る
- ○ 原因+対処法=改善までをセットで覚える
- ○ 指導力を高める講座・受講者さんの声
- ・資料に沿って指導が管理しやすく助かる
- ・どこまで教えたらいいのか分かった
- ○ 技術指導力を高めるには?・まとめ
「何でできないの?!」は禁句
指導者が最も言ってはいけないフレーズは「何でできないの?」です。その理由は大きく3つ
・原因が分からないと対処しようがないから
・原因は経験が浅い人間にはより分からないから
・原因不明=指導者の力量不足、が露呈するから
正直「何でできないの?」と言われても「それはこっちが知りたいよ…」といったところ。
指導者の役目の第1歩は「原因究明」で、○○だから上手くいかないんだよ、と教えることです。何でできないの?と声を荒げた段階で指導者失格と同義だと思います。
できない原因をなるべく多く知る
△こうなる原因は何か?考えてみる
経験を積んだ指導者は【それだと上手くいかない】という事象を多く知っています。その分「原因究明」できる確率も高くなります。
・クリームのかたさ
・パレットナイフの角度
・力の入れ具合、等
ここを変えると劇的に良くなるよ、という1手から順にお伝えします。
加えて「原因」のせいで何故上手くいかなくなるのか「理由」も付け加えるとベストです。お相手の納得度が高くなり信頼してもらえる(聞く耳を持ってもらえる)からです。
原因+対処法=改善までをセットで覚える
△これならできそう!と思える地点までアシスト
原因が分かった後は「対処法」を提案します。この時も対処法をより多く知っているのが経験豊富な指導者です。(原因も対処法もそれぞれ沢山あります)
例えば原因Aに対し
対処案①を提案→実行→改善しなかった、ケースでは対処案②、対処案③と次策が無いとそこで行き詰まってしまいます。改善確率の高い順に実行できるよう、原因+対処法(確率順に)をセットで覚えておくのが理想です。
お相手が「後は自力でできそう」と思えれば問題は改善したと捉えて良いでしょう。
指導力を高める講座・受講者さんの声
当方では指導者向けの「教え方」講座もご用意しております。ご感想を1部抜粋します。
資料に沿って指導が管理しやすく助かる
資料はこちらの記事からプレゼントしております。
▷指導者向けデコレーション全体理解図~62段階の指導要綱プレゼント~(←タップすると開きます)
どこまで教えたらいいのか分かった
▷指導者向け ナッペを見て覚えろ!は非効率だった 的確な技術の教え方(←タップすると開きます)
技術指導力を高めるには?・まとめ
指導力を高めるために今からできること3つ。
①「何でできないの?」を言わない
②できない人の症例を沢山見る
③その原因は何か考える癖を付ける
ことかと思います。いつでもお気軽にLINEからご相談下さい(月江直通で自動情報配信ではございません)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します
パティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です
つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)スイーツ技術コンサルタント
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