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ナッペができない人は無駄な練習をしている!最新の正しいトレーニングとは
2021.9.27 2023.1.9 更新
△オンラインでお繋ぎした 受講者さん宅キッチンにて
ナッペができない!と無駄な練習を重ねていませんか?最新の正しいトレーニング法は、ただやみくもに「練習量」をこなすのではなく「質」を重んじます。
最少の努力で、最大の効果を得る練習内容とは?今すぐ着手すべき「1日1分リアル体感トレーニング」について、経験20年超えのスイーツ技術コンサルタントが分かりやすく
プロ向けに丁寧にお伝え致します
※理論的な内容でお仕事に使う方向け(趣味の方には不向き)
▷ナッペ人類史上最上級に分かりやすい解説(タップすると開きます)(←おすすめ記事です 後ほどご覧下さい)
△プロとして結果を求められる
△チャンス?は突然巡って来る
△製菓学校に通う学生さん向けナッペ試験対策の様子
目次
- ○ できないのはやり方の問題ではない
- ・①ナッぺの正しい「からだづくり」
- ・②ナッぺの正しい「姿勢」
- ・③ナッぺの正しい「クリームのかたさ」
- ○ いつか勝手に上手になるのではない
- ○ もし結果が出ないなら練習が間違っている
- ・ナッぺ技術のVIPメニュー
- ○ ナッぺ最新トレーニングメニュー・まとめ
できないのはやり方の問題ではない
△先輩のように上手にナッぺするには?
ナッペができない人ほど「上手にできる方法」を探しています。そもそもそれが間違い。(厳しい言い方でごめんなさい)
上手にナッぺできる「魔法の方法」はどこにも無く、はじめにナッぺが上手な「からだをつくる」が正しい理解です。
例えば、100m走を10秒で走れる魔法の方法は無くて、スプリンターのトレーニングを積むのが先ですし本来のやり方です。
ただこれからご紹介する「ナッぺのからだづくり」は過酷ではなく「ごく簡単で」「効果がハッキリ」出ますので楽しみながら進めてみて下さい。
①ナッぺの正しい「からだづくり」
△新幹線の中でもトレーニング可能
普段全く運動しない人に「オリンピックで金メダルを獲る方法」が無いように、普段実務でナッぺに携わらない場合は、真っ先に「からだ」をつくる(ナッぺの準備を整える)ことが大切。
からだができていない状態では「どんな素晴らしいやり方」も無意味です。反対にからだが完成すると正直「どんなやり方」でも関係なくキレイにナッぺできるものです。
▽トレーニングはあっけないほど簡単
このトレーニングが非常に重要なため、60分かけた体験レッスン【リアル体感トレーニング】と称し受講枠もご用意しております。
▷手が無意識に動くようになるナッペの体験レッスン詳細(←タップすると開きます)
②ナッぺの正しい「姿勢」
「今さら姿勢?!」と甘くみるべからず。スポーツですと「フォーム」を正すことと同じ。一瞬で結果が変わることもあります。
※当レッスンでは1分間でケーキ1台(直径18㎝丸型)がナッペできるようにマンツーマンでフォーム調整致します
特に職場での評価が気になるパティシエさんほど、即効性のある姿勢矯正に取り組みましょう。
【ナッぺ前・基本姿勢】
①足は肩幅に開く(膝を柔らかく立つ)
②ケーキはからだの正面(遠くないよう調整)
③軽く肘を曲げ、腕をおろす(この時パレットナイフの下にケーキがある)
まずこの3ステップをご確認下さい。
【ナッぺ作業中・基本姿勢】
下の画像をご覧下さい。左の姿勢と、右の姿勢どちらが「できる人」に見えますか?
私は「右が上手な人」に見えます。おそらくどの職場の上司もそう判断します。仮に左の屈んだ姿勢で、もたもたナッペする従業員がいたら「物申したい」気持ちも分からなくないです。
ただ実際は、右も左も同一人物、同日に撮影しました。私からたった一言「パレットナイフを5㎝、ご自身に近づけてください」とお声がけした数秒違いの画像です。(ナイフの位置をご確認下さい)
もちろん数秒で技術レベルに違いは出ないものの、見た目の印象はガラリと変えられます。注意される人は注意したくなる姿勢で作業していることがほとんどなのです。
ナッぺ中の正しい姿勢は上体を真っすぐに維持し、ケーキは上から見やる程度。動くのは肩から下の腕部分だけ。
仕事で何十台、あるいは1日中ナッペをして、ずーっと同じ姿勢が続くと、悪い姿勢は体に負担をかけます。負担がかかるとスピードも精度も落ちる..正しい姿勢は重要です。
③ナッぺの正しい「クリームのかたさ」
プロが美しいナッペを施すのは
・からだつくり
・姿勢
・生クリームの「かたさ調整」
この3つ(目に見えない地味な部分)が完璧だから!です。中でもクリームのかたさ調整はプロならではの技術。
ナッペはやり方(テクニック)などあまり関係ないものの…クリームのかたさは重要です。以下に一例を挙げてみます。
─────
私は以前、製菓学校に勤務しており、高校生(ほぼ初心者)対象の体験入学でケーキ1台ナッペ絞りを体験してもらうメニューを担当していました。
ここでの1番の成功ポイントはクリームの「かたさ調整」を職員(プロ)が行うこと。
「ナッペに最適なかたさ」でタイミング良くクリームを差し出し、参加者は楽しくデコレーションするだけ。
クリームを塗るテクニックは「クリーム状態が良好なら」初心者でも何とか形になります。反対に「クリーム状態が最悪」だとプロでも満足にナッペできないもの。
絶妙なクリームのかたさ調整(+ベストな状態の維持)こそ【プロ】のナッぺ技術の1つです。
いつか勝手に上手になるのではない
△できないなりに練習しても効果は薄い
それにしても毎日残業してコツコツ練習しているのに思ったほど効果が出ない..というお声は頻繁に頂戴します。
いつか上手になるだろう、と望むのは「プロとして」正しい努力ではないです。早速プロならではの正しいトレーニングを始めましょう。
ナッぺは正しく努力すれば【すぐに効果が出ます】
これまでに挙げた
①からだづくりのトレーニング
②姿勢確認
③クリームのかたさ見極め
中でも不毛な練習を省くには①の【手が無意識で動く】状態が必須です。手が無意識に動くとは、例えば「お箸」で食事をするイメージです。食事中「お箸の間隔はこれで…」とか「お箸の先端に力を入れないと…」とか、いちいち意識しないはずで
ナッペも同じです。上手な人は何も意識していません。逆に「100%上手にならない」人は【意識しないと手が動かない人】です。
もし結果が出ないなら練習が間違っている
この【手が無意識で動く】状態が作れたら楽勝です。後はスルスルと効果が出ます。
・「ナッペが良くなった」とシェフに認められた
・新しい仕事を任された
・自信が付いた
良い循環がどんどん起こります。
正しい練習は結果が出るもの。結果が出ない..と感じる時は、練習法が間違っています。くれぐれも練習は「ナッペが上手にできる」やり方を探すのではなく、手が無意識に動くトレーニングを進めて下さい。
ナッぺ技術のVIPメニュー
ここで
「練習の仕方が間違ってないかな」
「手っ取り早く教えて欲しい」
「不毛な練習はイヤだ」そう考えるパティシエさんは少なくないと思います。
東京二子玉川キッチンではいつでも体験メニュー「リアル体感トレーニング」枠をご用意してお待ちしております。体験レッスン終了後は、VIPメニューが存在し、当方でご案内可能と判断し+受講をご希望の場合「オーダーメードレッスン」を受講いただきます。
ナッぺ最新トレーニングメニュー・まとめ
ナッペ上達=手が無意識に動くようにする
ここを間違えると不毛な練習を繰り返すことになりかねません。
具体的には、毎日1分パレットナイフを小刻みに動かす習慣を作ります。わざわざクリームを出す必要もなく、場所を選ばす、すき間時間でトレーニングできるのも魅力です。
パレットナイフをどのように小刻みに動かすのか?を、当方で60分かけて「体験レッスン」と称してお届けしています。都度トレーニングが必要な理由が腑に落ち、ナッペの原理原則が判明します。
お気軽にLINEからご相談下さい。
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◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します
パティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です。
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