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商品開発

スイーツ商品は、こどもの育児と同じ「育てる」ことの大切さ

2018.4.21 2020.2.1 2024.1.21 更新

単なる「スイーツの新メニュー」には、どんどん価値がなくなると思っています。

ちなみに5年前までに作った『新作メニュー』の中で、今も生きている(今も、お客さんの人気を博している)商品いくつあります?と問われると「うっ…」となってしまう私です。「自分は作ったつもりでも、世間は『作ったこと』にカウントしていない」

でも本来は「こども(商品)を産んだら、その後は死に物狂いで育てる、育児放棄しない」が鉄則ですし、大切に育てる(一生涯付き合う、死なせないように)商品を産まないといけないはず。

そこで「商品の強度」は、どこから生まれてくるのかをキチンと言語化したいと思います。

商品の「強度」を生み出すポイントは以下の3つ
①下準備
②作る
③届ける

様々なスイーツ開発を観察していると、ほとんどのチームは②と向き合うことを「クリエイティブ」と呼んでいて、世間が認める『売れている』商品は①も丁寧にやり、③は外注しているイメージです。手始めに、やはり「下準備」はメチャクチャ大事なのでしょう。

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下準備に平気で1〜2年かけます

・徹底的なリサーチ
・大量の資料集め
・その街(現地)へ足を運び、滞在し歴史・風土を理解
・ブランドをトコトンまで掘り下げる
手順で言うと…

A.大枠の商品設定を作る
B.鬼リサーチ(資料集め)
C.喧々諤々の議論(設定の掘り下げ)
D.試作品製作

のような感じです
多くの場合、BとCにほぼコストが割かれていません。売れている商品ほど、とにかくBとCのボリュームが凄いと感じます。

また①②③を全部をやるチームは、ほとんど存在しないように思います。ところが“届け続けないと”そもそも次世代には知られないわけで、つまるところ③をやらないことには、①も②も無かったことにされてしまうため、本来は全て自分達でできればベストだとは思います。

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