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地方スイーツブランドの商品開発でつまずく時・真似がうまくいかない理由

地方スイーツブランドの商品開発で人気有名店を真似ても、なぜかうまくいかない理由を解説。なんでもあれこれ盛り込み過ぎると失敗します。開発には引き算の精神が必要。
インバウンド対応や、ブランディングまで、商品開発の現場から経験25年超えのスイーツ技術コンサルタントが分かりやすくまとめてお伝えします。
目次
- ○ ダサい、野暮ったくなるのは何でだろう
- ○ 模倣品にアレコレ足さない
- ・何を足すかより、何を引くかが重要
- ・あえて【説明しない方が良い】ケースもある
- ・余計な説明はマイナスでしかない
- ・文字があることで価値を落とすことも
- ○ スイーツブランドの模倣時には・まとめ
ダサい、野暮ったくなるのは何でだろう
多くのケースで「全部盛り」「余計なお世話」になりがち
「統一された世界観」でまとめると洗練されたデザインに仕上がるのですが、それが何なのか?が難しい。一言で表すなら「何かを加えるより、余分をどれだけ削げるか」勝負でしょうか。
【この記事は、以下の方のために記しています】
スイーツブランド・カフェの商品開発担当者、オーナー
有名店・有名カフェを参考にしたが、しっくりこない方
地元の素材・モチーフを盛り込んだが伝わり方が弱い方
インバウンド(訪日外国人)向けの商品開発を考えている方
スイーツの商品開発コンサルティング依頼を検討中の方
以下に実例を基に守秘義務を尊重しつつ内容ご紹介します
地方スイーツブランドを運営し、有名カフェの人気商品を参考に新商品を考案したもののコンセプトがまとまらない。地元の名所・特産品・伝統文化など、伝えたいモチーフが多すぎて、商品の盛り付けが「全部盛り」になってしまう。
ロゴ・文字・地元キャラなど、様々な要素を盛り込んだが、何を訴求したいのかぼやけてしまった。試作品を見て「美味しそう」とは思えるが、「写真を撮りたい」「人に話したい」とまでならず引きが弱い。
模倣品にアレコレ足さない

商品開発のコンセプトは、「足し算」ではなく「引き算」です。「地域の風土を、一枚の映画ポスターのように」まとめます。
当方ではスイーツブランドの商品開発のメニューレシピ構築、試作代行、アドバイザリーコンサルティングを行ってきた立場から、なぜ「有名店の真似」が簡単にはうまくいかないのか、そして開発の原則を公開します。
「有名カフェの人気商品を参考にしたい」というご要望
先日、ある地方都市の地元スイーツブランドのオーナーさまから、商品開発のご相談をいただきました。「有名店のメニューを参考に、地元の魅力を盛り込んだ商品を作りたい。」
最初に送られてきた商品イメージ画像を拝見すると、テーマが乱立していました。ロゴと文字が複数の場所に配置され、視線が定まらない。地元の名所・特産品・伝統的なモチーフが、ただ羅列されている。盛り付けに「なぜこの配置なのか」という意図が読み取れず、単なる素材の寄せ集めに見える。
これは、地方スイーツブランドの商品開発で最もよく起きる失敗「全部盛り」です。原因はコンセプトを「足し算」で組み立ててしまったことにあります。
商品開発でつまずく根本原因、あれもこれもの「全部盛り」でダサく仕上がる。地元の魅力を伝えたい――この想いは、地方ブランドの強みそのもので素敵ですが、伝えたいものを全て商品に盛り込むと、押し付けがましく、結局は何一つ伝わりません。
特産品Aと特産品B、地元の偉人と伝統行事、歴史など、アレコレ盛り込むほど「何かいろいろある地方の商品」という印象しか残りません。これではSNSで拡散する理由も、観光客が「あれを食べに行きたい」と思う理由も生まれません。
何を足すかより、何を引くかが重要

ローカル鉄道をモチーフにしたジオラマを、アクリルケースで保護して器の上に配置。これを商品の主役とします。器は金の額縁と鏡面の組み合わせ。鏡面は水面を表現し、地域の自然を映し込む。地元の名所である「滝」を、ところてん突きで表現。お客さまが自ら滝を流す体験に置き換えた。
3段の高低差を持たせることでアフタヌーンティーの世界観を連想させ客単価を上げる構造に。味の主役には、地元の農産物を使ったソースを配置。本来は街の魅力はもっと沢山あるのですが多くを盛り込まない。ポイントは何かを捨てるか?ということです。
あえて【説明しない方が良い】ケースもある

「文字でダサくなる」こともある。特に「デザインされていない文字はNG」。地方ブランドの商品開発では、知ってほしいあまり、余計な解説が付いてしまいがちです。
もし文字を載せるなら、1文字ごとに精査する、焼印・手書き風の意匠など、文字表現にもブランドの世界観を壊さないような気遣いが必要です。
「文字は世界観の一部」であって、説明書きではいけません。説明書きの文字は、商品の魅力を半減させますが、世界観の一部としてデザインされた文字は、商品の魅力を増す場合もあります。
仮に文字ゼロ・世界観だけで語れるとインバウンドに強い商品になります。訪日外国人向けの商品開発を考えるなら「文字を読まなくても伝わるか」という発想基準は大切です。
外国人観光客は、日本語の説明を読めない事もあります。それでも「これは美味しそうだ」「これは特別だ」「これは写真に撮りたい」と感じてもらえるかどうかです。文字情報に依存した商品は、国内の一部の人にしか届きません。
地方スイーツブランドが、これからインバウンド需要を取りに行くなら、「文字ゼロでも届く世界観」を持つことが条件になります。
そしてクライアントさまが、「だったら、こうしたらどうか」アイデアを発展させられる材料を提供するのが、私が考えるコンサルティングの本来の使い方です。コンサルは「答えを出す道具」ではなく、「ゴールへの解像度を上げる道具」です。
こんな方からのご相談が増えています
新商品のコンセプトが「全部盛り」に流れて収束しない。
有名店・有名カフェを参考にしようとしているが、パッとしhない
インバウンド向けに商品を出したいが、どうすればいいのか分からない
試作品の評価が「美味しい」止まりで「拡散したい」には達していない
当方では、まず現状の試作品やイメージ画像があれば見せていただき(無くても問題ありません)診断結果をお伝えします。するとクライアントさまの解像度が上がり商品開発はご自身の手で加速します。
余計な説明はマイナスでしかない

文字があることで価値を落とすことも

スイーツブランドの模倣時には・まとめ

スイーツブランドの商品開発でつまずくのは組み立て方の問題です。余分を削ぐ精神なら商品の輪郭が浮き彫りになります。
地方スイーツブランドの商品開発・ブランディングでお悩みの方、有名店の真似で難航している方、ぜひ一度ご相談くださいませ。ブランドと地域に合わせてコンセプトから組み立てます。〇〇はどうしよう等と「悩む時間」を費やしても「行動」が、どんどん遅れてしまいます。それより必要な行動に絞って戦略通りに効率良く動く方が確実に結果が出ます。
うーん、これを聞くべきか…?迷った時点でLINEから、お気軽にご相談下さい(月江直通で自動情報配信ではございません)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。3年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)25年超えで在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。
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