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スイーツ開発のご契約前に確認いただきたい重要事項について
スイーツ開発のご契約前に確認いただきたい重要事項にまとめ。当方では異業種から食事業を未経験で参入される状況でも丁寧に疑問を解消しつつ進めさせてもらっております。
そこで良くある『落とし穴』について経験25年のスイーツコンサルタントがまとめてお伝えします。つまりはプロに依頼することで落とし穴を回避できるという事です。
目次
開発段階でよくある失敗リスク
1、可食部の美味しさだけを追求し、今後の原材料高騰コストを考慮せずに開発→商品化後すぐに価格設定が合わなくなり販売できない
2、原材料の供給ストップリスクを考慮していない(材料置き換えを想定していないレシピ)→希少な材料を使い過ぎて供給が安定せず途中で販売停止に
3、季節変動による価格高騰で利益が確保できない
4、技術的に再現困難なレシピ→開発者しか作れない特殊な技法を用い現場で再現できない
5、材料の扱いが難しく、職人の技量差で品質が安定しない
6、試作回数不足による品質不安定
7、大量生産を考慮せずに設計(容器の洗浄、保管、生産性を考慮しない)
8、現場スタッフが製作すると食感や見た目が変わりブランドイメージとズレる
9、使用材料の発注仕入れ、ロット、保管、ロス率を考えていないレシピ
10、既存の厨房設備を考慮していないレシピ
11、材料品質が劣化しやすいレシピ
12、消費者視点を欠いた開発→自分が作りたい物を製作し始める
13、ターゲット層に刺さらない、汎用性の高い方へ流れる(試食結果の多数決で決めてしまう)
14、SNS映え重視のデザインで、実際の食べやすさを考慮しない
15、物流の際に崩れやすく、返品が多発
16、ポロポロこぼれる、手が汚れるなど、消費者の不満につながる
17、デザイン優先で人件費コストがかかりすぎ、利益を圧迫
18、ネーミングやマーケティングの失敗
19、商品名が伝わりにくく、消費者の記憶に残らない
20、ターゲット層のニーズと合わないプロモーション展開
21、市場テスト不足(そもそものニーズがない)
22、菓子の組み立てに時間がかかりすぎ、オペレーションが回らない
23、製造現場の負担が大きくなり、人材不足や疲弊、離職を招く
24、レシピ変更の影響を甘く見る→小さな改良のつもりが、食感や風味が変わり、リピーターが離れる
25、原材料の変更で想定外のアレルギーリスクが発生
26、法規制を考慮していない
27、新商品のコンセプトがぶれて、消費者の信頼を失う
28、スイーツ開発の試作代行1回や、1本のレシピ作成の技量差(価値)が分からない
▷新規・異業種から参入/スイーツ商品開発を成功させる3つのプロセス(←タップすると開きます)
試作1回・レシピ1本の価値には雲泥の差がある
それはプロスポーツ選手がそれぞれに一打(プレー)の価値が違うようにピンキリ。野球で喩えるなら、大谷翔平クラスの選手から、リトルリーグ初参戦の子供ほどの差があります。
1回の試作の価値、効果、精度の本質的な価値を見ずに単純な価格比較で決めるのは得策ではありません。特に、スイーツの商品開発や技術指導のような専門性の高い分野では
✅ 見積もり金額の内訳(作業量・得られる結果・サポート範囲)
✅ 過去の実績や成功例(商品化率の高さ)
✅ アフターサポートやフォロー体制
が重要で単純に「目先の費用が安いから」では選べません(成果が出ないばかりか、かえって高くつきます)
1️⃣ 試作に3点比較法を採用しているか?
当方の試作1回は(パターンA、パターンB、パターンCと試食3種類を比較する仕様です)→ 「試作1回の価値は機関ごとにバラバラ。同じではない」
2️⃣ 他所で「試作20回」実施するも改善しなかった事案が、当方の試作1回で解決
→ 「3点比較法」を採用しないと迷走してしまう
→ 「何度もやり直しになり、結局時間とお金が何倍もかかった」
3️⃣ 商品化とは「可食部だけ作れば良い」のではない
→ パッケージ、ネーミング、売り場の設定はどうするのか決めないと商品化はできない。開発を一連の流れとして意識できるのか
4️⃣ 「想定されるリスク」を依頼機関へ質問してみる
→ 「想定通りの成果が出るまでの過程には、どのようなリスクが考えられますか?」
→ 「こんな課題が発生したらどうしますか?」
これに答えられない機関は安い見積もりでも避けるべき
▷スイーツ商品開発・監修・コンサルティングのサービス範囲とは(←タップすると開きます)
ご契約前に確認いただきたい事・まとめ
私たちMOTHER SWEETS(マザースイーツ)は、こそだて世代のパティシエがプロ目線で本当に我が子に食べさせたい、安心安全なお菓子を開発するチームです。『MOTHER SWEETS』商標登録済。監修業務も承ります。〇〇はどうしよう…等と「悩む時間」を費やしても「行動」が、どんどん遅れてしまいます。それより必要な行動に絞って戦略通りに効率良く動く方が確実に結果が出ます。
うーん…これを聞くべきか…?迷った時点でLINEから、お気軽にご相談下さい(月江直通で自動情報配信ではございません)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。3年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)25年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。
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