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無添加・オーガニックなど【体に良い菓子】開発の進め方とは
「無添加で体に良い菓子」を求める風潮は強まっています。もう少し踏み込んでいえば【二極化】しているように感じます。気にする方が、さらに気にするようになったイメージです。
このターゲット層にアプローチするMOTHERSWEETSチームの開発法について経験25年のスイーツコンサルタントが分かりやすくまとめてお伝えします。
目次
2極化に対応するための4ブランド化とは?
近頃、世の中の客層が二極化しているように感じます。その流れを受けてか大手企業の『セブン&アイ』では
★中核「セブンプレミアム」
★格上「セブンプレミアムゴールド」
★環境配慮「セブンプレミアムフレッシュ」「セブンプレミアムライフスタイル」
★価格訴求「セブン・ザ・プライス」、というPB(プライベートブランド)を「四つの方向」に分化しています。
中核+プレミアム+環境やサステナビリティ+低価格
イオンの場合
「トップバリュ」
「トップバリュセレクト」
「トップバリュグリーンアイ」
「トップバリュベストプライス」
このように1つのブランドでは要望に対応しきれないので商品を4分類しているのです。
無添加・オーガニックのポジション
中核+プレミアム+環境やサステナビリティ+低価格、の4分類の内、『無添加・オーガニック』は材料が高く付くので低価格帯での生き残りが難しいです。中核以上でプレミアム感や環境配慮を打ち出した商品建付けとなります。
そんな位置付けの商品開発を当方では得意としています。というのも開発メンバーが【こそだて世代のパティシエ】で構成されていて1、プロ目線である 2、我が子に本当に食べさせたい 3、安心で美味なお菓子、という文句で開発サポートを実施しています。
『MOTHERSWEETS』という呼称で商標を取得しており、条件が合致すれば、そのクレジットを自由に使っていただいております。
専門家を入れないと難しい領域でもある
無添加やオーガニックの食を好む消費者層は、勉強熱心で知識が豊富です。ヘタをすると商品開発する側より、消費者の方が類似品や、材料の産地や栽培法、健康効果や栄養素について非常に詳しかったりします。
寄せられる質問レベルも踏み込んだ内容になりますので、よほど勉強された方でないと、相手が納得できるだけの返答をするのも難しいはずです。表面上だけのコトバで『無添加』を謳っても、それが『まがい物』であれば一瞬で見破られてしまいます。
また該当層の意識は可食部以外の包装形態や、ゴミの分別のしやすさまで配慮する必要があるため専門家を入れて開発に取り組む必要が生じてきます。単に『無添加』と表記して美味しければ売れるという単純なものではありません。
無添加・オーガニック商品開発・まとめ
無添加やオーガニック市場では、消費者の知識レベルが非常に高く、開発側の深い理解と専門的な対応が求められます。表面的な訴求では通用せず、原材料の透明性や製造工程の信頼性に加え、包装や環境配慮まで総合的に設計する必要があります。
MOTHERSWEETSチームはレシピ構築のみならず、自身が消費者としての一面も持ち合わせているため、刺さる商品開発を得意とします。ぜひLINEからご相談内容をお聞かせ願います。(月江直通で自動情報配信ではございません)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。3年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)25年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。
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