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商品開発

スイーツ商品開発の所要期間の平均は~着手からゴールまでの流れ~ 

2017.07.01 2021.06.05 2025.2.3 更新
スイーツ商品開発の所要期間の平均について。試作代行1回「1か月」が目安です。商品化までは少なくて3か月、平均1年、長い物では数年かかります。

商品開発は形なき物を構築する作業ですので期限を設けて計画を立て、よほど管理しながら進めないと予定が延び延びになってしまいます。開発着手から商品化までの流れを経験20年超えのスイーツコンサルタントが分かりやすく、まとめてお伝えします。

目次

商品化までの平均的な1年の流れ

1、契約締結
2、第1試作
3、分析診断
4、第2試作
5、分析診断
6、第3試作
7、分析診断
8、容器包装
9、表示内容
10、売価設定
11、売場整備
12、商品最終確認
およそ12か月の流れは上記の通りです。通常、商品開発は材料分析品の購入や専門技術者の確保等で【前金制】を取ります。入金前に契約を交わすため相応の時間を要します(およそ1か月)

その後は試作を平均3回繰り返します。間で分析や煮詰め作業が入るため半年程度、残りは可食部以外の決め事があるため合計して1年かかる計算です(もちろん案件内容により変動します)

当方の例:試作代行1回で1か月

1週目、ヒアリング
2週目、材料分析&選定
3週目、試作実行
4週目、ご試食品納入
当方では、ご入金からカウントして平均1か月でご試食品を発送しております。いわゆる「たたき台レシピ」です。また当方で実施する「試作代行」は【3点比較法】を採用しています。

それは試食品を比較しやすいよう「3パターン」ご用意する手法です。パターンA、パターンB、パターンCと同時にご試食いただくことで例えば、食感の違いなら「かため・普通・やわらかめ」の3種セットでお届けします。

これを社内で ご試食いただくと「どれが一番良かったか?」議論しやすく、方向性が共有しやすい有意義な試食会になります。仮に試作品が1種類しかないと「良いのか・悪いのか」判断に困ります。

試作代行の依頼時は、1回で3パターンの試食品とそのレシピが全てもらえるのかを費用と共に確認する必要があります。

試作の必要回数は何回くらい?

食感の違いを検討する試食会議なら「Aかため・B普通・Cやわらかめ」の3種セットでご試食いただきます、その結果を受けて仮にBが採用された際は、次の試作で「B1・B2・B3」の3パターンで試作を実行致します。

つまり試作回数を重ねる毎に、より良い商品イメージに近づいていきます。要はどの時点で商品化へのGOが出せるか(こだわり具合次第)なので、正直やってみないと分からないものの、当方では優秀なレシピ構築の専門家がおります。

他所で20回試作してダメだった物が、当方1回の試作で解決したと喜んでいただいたり、条件が多くて難しいと匙を投げられた案件も商品化する事例があるなど、1回の試作で得られる効果が「どこに依頼するか?」で違います。試作1回の価値は機関ごとに大きく異なり単純比較できるものではありません。

所要期間をはじめに決めてしまうケース

▲超低糖質のシュークリーム試作
ダラダラ期間がかかるのは困るなあ、という場合はどうすればいいのでしょうか。明確な期日がある場合は、そこから逆算して開発スケジュールを作成致します。それと連動して費用も自動的に具体化します。

期間内で何回試作ができ、商品精度を上げられるか、また必要に応じてオプションメニューを追加します。

スムーズな商品開発の秘訣とは

▲ヒアリングからお見積りも作成します
商品開発には断然プロを組み込む事をお勧めします。お金をかけずに自分でやろう、とされる方をお見受けすると、その方が余計に損しているのになあ…と思います。

開発は失礼ながら素人が闇雲に進めても、余計な時間と必要以上のお金を溶かしてしまいます。プロなら当然回避できる落とし穴にハマって時間をロスしたり、省ける費用で無駄にコストをかけていたり…

余分な時間とコスト、リスク回避>プロ契約費用

プロに依頼した時点でお得な理由は、節約できる費用が契約費を上回るからです。

スイーツ開発の所要期間・まとめ

お急ぎの案件でしたら、ひとまず1度試作を実行。完全な商品でなくても世に出すことを優先します。一旦商品化して外に出し「お客さまの声」を反映させつつ、定期的にアップグレードする方が、今の時代にマッチし有効な場合は多いです。

また試作1回の精度も重要です。それはプロゴルファーの1打の価値と同じで、いかに合格ラインに運べるかには自信があります。ホールインワンとはいかないまでも価値ある1打が決め手で、期間短縮の大きなポイントでもあります。

ただいきなり試作はできませんので、まずは1時間の有償ヒアリングで現在地の診断結果をご覧いただくことをお勧め致します。いずれにしても迷いを無くし、やるべき事がリスト化できるのでお勧めです。

当方の商品開発試作プロデュースは製菓業界の難しいことを簡単にして分かりやすく、丁寧にお伝えすることをモットーにしています。

LINEからご相談内容をお聞かせ願います。(月江直通で自動情報配信ではございません)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。3年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)25年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。

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