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スイーツの商品化率を高めるために押さえるべきこと第1位は?
スイーツの商品化率を高めるために押さえるべきこと第1位とは。「ターゲット設定」を明確にすることです。いやいや『お菓子が美味しければ』勝手に売れるでしょ、とはいかないのが非常に難しいところです。
レシピ構築にあたり商品の利用シーンまで厳密に絞ります。経験20年超えのスイーツコンサルタントが分かりやすくまとめてお伝えします。
目次
- ○ いつ・どこで・誰が・どのようにを明確に!
- ○ シーンA
- ○ シーンB
- ・こども向けマフィン案
- ・大人女性向けマフィン案
- ○ 得意ジャンルは「ファミリー」向け商品
- ○ 開発サポート『MOTHERSWEETS』チーム
- ・試作実行担当:山田 真純・3人子育て中
- ・動画撮影編集:中山 望・3人子育て中
- ・デザイン担当:秋葉 佳代・3人子育て中
- ・総括窓口担当:月江 瑞穂・こども1人
- ・管理栄養士:柿元 暁子・こども2人
- ○ お菓子の企画開発成功のコツ・まとめ
いつ・どこで・誰が・どのようにを明確に!
私共にとって『美味しいお菓子』を作るのは簡単なことです。ただ『売れるお菓子』を作るには厳格なターゲット設定が必要となります。よく5W1Hなどど言いますが
1、When(いつ)
2、Where(どこで)
3、Who(誰が)
開発商品を
4、Why(なぜ)
5、How(どのように)
スイーツ開発で最初の関門は上記を「設定」する事です。美味しいお菓子を作って下さい!頼んだよ!と丸投げされても困ってしまいます。そこで欲しい商品像をヒアリングを基に煮詰めていくのです。
1、いつ利用する商品なのか
2、どこで利用する商品なのか
3、誰が購入し、利用する商品なのか
4、なぜその商品は利用されるのか
5、どのようなシーンで利用されるのか
1、時間帯は朝昼夜のいつなのか?
2、自宅、職場、屋内、屋外?
3、購入者が喫食、購入者と喫食者が別?性別、年齢は
4、身体に良いから、パッケージに魅了された?
5、徒歩で移動中、着席してお茶がある状況?
ここで分かりやすく『マフィン』を開発するのにAとBの2つのシーンを設定してみます。
シーンA
A、朝食用/自宅/未就学児/こどもが一人で進んで食べる/パジャマ姿
シーンB
B、夜間仕事終わりで帰宅後、就寝前/自宅/35歳独身女性/夜も遅いので手軽な軽食をお酒と共に/
同じマフィンでも上記のように設定を変えると、私共はそれぞれに最適化した製品を構築するためABの設定違いで全く別のマフィンが出来上がります。
こども向けマフィン案
大人女性向けマフィン案
味も、サイズも、形状も、食感も、パッケージデザインも、フレーバー展開も【設定】で全て変わります。つまり『美味しいマフィン』を作りたい、というオーダーに対して「はい、わかりました」とはならず、まず「設定はどうしましょうか」となるわけです。
得意ジャンルは「ファミリー」向け商品
私共は案件毎に、こそだて世代のパティシエで(この世代はベテランの域に達している)が集合解散を繰り返して、都度チーム編成をしております。プロ目線&消費者目線で、我が子に本当に食べさせたい、安全安心なお菓子の企画開発を最も得意とします。
明確なターゲット設定がない場合は、こちらで得意とする分野のご提案が可能です。
追記:時々耳にするのが「知り合いのパティシエ」に頼もうかな…というご相談です。結論から申し上げますとお勧めできません。多くのパティシエがプロと言えど「決まったレシピを再現する」のが仕事です。「レシピ自体を構築」できるのは全体の1%。つまり「こんな感じのスイーツを作ってよ!」に応えられる人材は、ご想像より、ずっと少ない。
イメージとしては洋菓子専門店であればオーナーシェフなどトップの方なら「レシピ構築」できるのですが、その場合は、あくまでご自身の店舗優先ですから、まず取り合ってもらえないことがほとんどです。暇な時期なら依頼できても繁忙期で案件が頓挫するなんてよくある話です。
開発サポート『MOTHERSWEETS』チーム
△事業拠点の東京二子玉川キッチンにて
メンバーは「お子さんが3人」いるなど強者揃い…こなす仕事の特長は一言ですと「合理的」。仕事が大好き&プロ根性。その道20年レベルで生き残っているので、それなりに技術と専門性を持っております。
試作実行担当:山田 真純・3人子育て中
動画撮影編集:中山 望・3人子育て中
デザイン担当:秋葉 佳代・3人子育て中
総括窓口担当:月江 瑞穂・こども1人
管理栄養士:柿元 暁子・こども2人
お菓子の企画開発成功のコツ・まとめ
スイーツの企画開発成功の最大のカギは「ターゲット設定」です。そこで「作り手のエゴ」(ご依頼者の作りたい製品)と「消費者の希望」(ニーズ)を上手く合致させることではないでしょうか。
手前味噌ですが、ここまで考え柔軟にレシピ構築している機関は、なかなか見つけるのが難しいと思います。「厳しい消費者の目を持って」今日もスイーツ企画のお手伝いをしています。
LINEからご相談内容をお聞かせ願います。(月江直通で自動情報配信ではございません)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。3年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)25年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。
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