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売れる菓子、時流に乗った菓子、求められている菓子には【型】がある
売れる菓子、時流に乗った菓子、求められている菓子は【型】が決まっています。実はヒットするスイーツ開発には【ゆるぎない1つの法則】があり、それに当てはめれば良いだけですから非常に簡単です。アレコレ悩んだり、議論する必要もないわけです。その理由を経験25年のスイーツコンサルタントが分かりやすく、まとめてお伝えします。
目次
- ○ 売れる菓子商品開発・鉄板の法則
- ○ 身近な商品をチェックしてみよう
- ○ 四天王を組み込む例題を解いてみよう
- ・芋羊羹(砂糖)
- ・スイートポテト(砂糖+乳製品)
- ・サンドイッチ(砂糖+乳製品+小麦)
- ・フレンチトースト(砂糖+乳製品+小麦+精製油)
- ○ 売れるスイーツ開発の鉄板法則・まとめ
売れる菓子商品開発・鉄板の法則
実は売れるスイーツ商品を開発する際には『ある決まった法則』があります。それに当てはめて開発を進めれば、誰でも簡単に魅惑的なスイーツのアイデアをバンバン生み出す事ができます。
それは【四天王】と私が呼んでいる4つの素材をスイーツに組み込むことで実現します。その4つの食材とは『小麦・精製油・乳製品・精製砂糖』です。
画像の「揚げパン」も魅惑的スイーツの1つですが、こちらも「四天王を制覇」した製品です。パン生地には小麦に乳製品が練り込まれていて、油で揚げて、砂糖をまぶしています。
このように間違いなく旨い!といった背徳スイーツには必ず四天王が組み込まれているわけです。
身近な商品をチェックしてみよう
それでは、ご自身が今日食べた「おやつ」や、食後のデザートには、どれだけ「四天王食材」が組み込まれているか確認してみて下さい。もしくはコンビニやスーパー、百貨店のスイーツコーナーを確認するのでも良いです。
特に話題のスイーツ、人気スイーツには必ずと言っていい程「四天王」が入っているのではないでしょうか。逆に四天王抜きのスイーツを流行らせたり、リピーターになってもらうというのは至難の業なのです。
四天王を組み込む例題を解いてみよう
身近な商品に四天王が組み込まれている事を確認できたら次に、ご自身で「売れる商品」を考えてみて下さい。ここでは「生さつまいも」を例に、どのように四天王を盛り込んで商品化するのか一緒に考えてみましょう。
芋羊羹(砂糖)
四天王の内の1つ「砂糖」を組み込みます。芋の風味を活かした比較的ヘルシーイメージのスイーツです。
スイートポテト(砂糖+乳製品)
画像:らぽっぽファーム引用「やきいもスイートポテト」
先述の芋羊羹にバターや生クリームを加える事で、ミルキーなコクが付与されます。
サンドイッチ(砂糖+乳製品+小麦)
画像:タリーズコーヒー引用「たっぷり芋バタカスタード」
さらにパンや小麦粉生地(パイ、クレープ皮、クッキーサンド等)を重ね合わせることでボリューム感を出すことも可能です。
フレンチトースト(砂糖+乳製品+小麦+精製油)
画像:八天堂引用「フレンチトースト」
仕上げに、これまでの積み重ねを『植物油』でソテーすることで四天王の組み込みが完成します。組み込み数が1点ずつ増すほど背徳感のある魅惑的スイーツが出来上がります。
今回は、お題として「サツマイモ」を例に挙げましたが、どのようなスイーツでも四天王を取り入れる事で訴求力がUPし、美味しさが分かりやすい・リピートしてもらえる商品が簡単に構成できるようになります。
後は商品の形状・サイズ感にも法則があるので、それに当てはめた上で、世代別に咀嚼回数(製品の固さ)を整えれば完璧です。
売れるスイーツ開発の鉄板法則・まとめ
売れるスイーツ商品作りには、こうすれば上手くいく、という「いくつかの決まった型」があります。やみくもに数をこなす「当てずっぽう」ではありません。
有償の面談1時間で「指定素材」に四天王を組み込んだパターン案を複数点コーディネート致します。まずは無償でLINEからご相談内容をお聞かせ願います。(月江直通で自動情報配信ではございません)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。3年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)25年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。
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