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パイピングで1番分かりやすい練習テンプレート プロパティシエの保存版
2023.2.8 2024.10.23 更新
パイピング練習で繰り返し使える【最もシンプルな】「練習テンプレート」をプレゼント。段階式になっており番号順に進めると技術習得がスムーズです。
クリームでバランス良く文字を書くには、やみくもに進めるより「やること」を明確化することが大切。パイピングシートの活用法を経験20年超えのスイーツ技術コンサルタントがお伝えします。
目次
- ○ プロのパイピング練習法とは
- ○ 必要な技術は6つ!整理・分類しよう
- ・1.棒絞り
- ・2.曲線
- ・3.深い曲線
- ・4.直角に置く
- ・5.深く置く
- ・6.太らせる技術
- ○ やみくもに練習するのはやめよう
- ・管理栄養士・調理師さんからも好評
- ・製菓学校の授業でも好評
- ・製菓学校の学生さんからも好評
- ○ パイピング上達のまとめ
- ・パイピングシート プレゼント企画
プロのパイピング練習法とは
△プレゼント中の『専用練習シート』(2枚目)
パイピング(クリームの細い文字や線書き)の練習ってどうやればいいの?自己流では思うように上達しない… そこではまず「技術を体系化」して理解する必要があります。やみくもでは上手くいきません。
例えば全10個ある技術のうち、3番目まではできた!といった風に
①すでにできている部分
②今いる部分
③これからやる部分
これらを明確にする必要があります。単に沢山練習するのは効率が良くないため、おすすめしません。ちなみにプレートに文字をキレイに書きたい方は、いきなり「文字練習」を始めるより効果的な方法があるので以下をご覧下さい。
必要な技術は6つ!整理・分類しよう
△まずはじめに線書きのトレーニングから
「文字練習」より先に始めるのは「線書き」です。しかも1番単純な「棒線」(直線)から。
「なんだ、棒か…つまらない練習だなぁ…」と思うかもしれません。ただ「文字」も「繊細な罫線」も、そもそも棒線を組み合わせた応用編です。「足し算」を知らずに「分数」にチャレンジするのが難しいように、直線がまっすぐ安定して書けないのに、他が上手くできることはありません。
試しにプレートの文字書き熟練者に、あえてシンプルな棒線を書いてもらうと、びっくりする精度・スピードを見せてくれます。棒線レベルはパイピングの技術力と比例関係にあるのです。
ちなみにパイピングに必要な技術は全部で6つ!以下からご覧下さい。
1.棒絞り
棒絞りは直線のことです。まっすぐで右上がり、右下がりにならず・何本並べても平行(五線譜のイメージ)・書くスピードが速い。それが理想です。
この棒絞り(直線)のスピードはプレートの文字書き速度・完成度に直結しています。棒はゆっくりしか書けないけど、文字だけ速書きできることはないからです。
棒の時点で右下がりのクセがあると、文字書きでもそれが出ます。まずはここで直線の精度を確認してみましょう。
▷パイピングコルネ作り方・プロ用のコンテスト、試験で使うやり方(←タップすると開きます)
2.曲線
2番目は、曲線(ゆるやか)です。山のてっぺんと谷の底点が等間隔で、なおかつ同じ高さになっているか確認しながら進めましょう。最初はトレーニングシートをなぞりますが、徐々にシートを外せるようにしましょう。
3.深い曲線
3番目は、曲線(急)です。前のゆるやか曲線との違いは、揃える「山・谷」ポイントが増えることです。1山でも高さが揃わないと(そこに目線がいき)非常に悪目立ちします。
深い曲線ほど「気を付ける点」が次々やってくるので難しいのです。
4.直角に置く
4番目は、クリームを置く技術です。実は1.2.3までの技術は「たらし書き」というやり方で進めてきました。そこへ「クリームを置く」という動作が加わります。たらし書きのままだと直角のはずの角が丸くなってしまいます。角(例えば四角形)を書くのに必要な技術です。
▷プロのパイピング技術使い分け「たらし書き」と「すり書き」の違い(←タップすると開きます)
5.深く置く
星型など鋭角が欲しい時に、必要な技術です。
6.太らせる技術
最後6番目の技術は「クリームを太らせる」です。パイピングの文字書き(メッセージ)というのはメリハリをつけると上手に見えます。例えば「シャープペンシル」のように細くて一定の太さの書式より、「毛筆」のように太い・細いの差が欲しいところです。強弱がないとのっぺりして、動きがなく、楽しそうなメッセージが伝わりません。
つまり、クリームを太らせる技術がないと文字が単調になってしまいます。
やみくもに練習するのはやめよう
パイピング技術習得に1つセオリーがあるとすれば、それは根性論ではなく、技術を理論的に整理することだと思います。たくさん練習する努力は素晴らしいですが、私はやみくもな練習は非効率だと思っています。
野球でいう千本ノックのような数こなし法より、6つの技術を順番に習得してから、文字書きに進んでみて下さい。
管理栄養士・調理師さんからも好評
製菓学校の授業でも好評
△製菓学校の授業内でも活用いただいてます
製菓学校の学生さんからも好評
パイピング上達のまとめ
パイピングが上手になりたい方は、おそらくお仕事でプレート書きをされる機会があるのだと思います。ただ、やみくもにプレートを何枚も練習するのはおススメしません。
努力と根性で上手になった先輩は、後輩にも努力と根性を求めてしまいがち。それより、ご自身が技術を整理して学び、1つ1つ練習した方が、いつか後輩にも優しく・分かりやすく指導できます。
そこでぜひ「トレーニングシート」を活用してみて下さい。6つのパイピング技術を段階的に進めることができます。ラミネート加工いただくと繰り返し練習できるオリジナルシートになります。
パイピングシート プレゼント企画
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登録だけですと、どのプレゼントか分からないので、ぜひコメントをお願いします(^.^)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
ナッペや絞りでプロを極めてパティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です。
つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)パティシエを続ける方の練習指導・コンディションを整えるパティシエトレーナー。
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