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スイーツ商品開発のメニューサービス実例と費用相場の見極め方法

2017.3.6 2021.9.4 2023.6.9 更新
スイーツ商品開発のメニューサービスって「何を頼めるの?」実例と「およそいくらかかる?」の費用について。可視化されず、口コミも発生しにくい開発業務は果たしてその料金が妥当なのか?判別が難しいもの。

そこで基本相場や比較検討段階での「良い取引先」の見極め法を経験20年超えのスイーツ技術コンサルタントがまとめてお伝えします。

目次

はじめに「スイーツ開発」はじめての方へ

△試食会の様子
もし記事をご覧いただいているのが「異業種」「飲食未経験」の方であれば、開発は想像より「時間とお金」が必要、と心積もりいただけると良いです。

内容にもよりますが期間3か月以上・費用80万程度がボリュームゾーンです。詳しくは記事内で解説して参ります。

その理由は「世の中に無く新しい」「オリジナル性が高い」「売れるスイーツ」が皆欲しいわけですが、まだ誰も掘り起こしていないお宝を見つける作業はそう簡単ではないからです。仮に簡単であればとっくに世に見つかっています。

ちなみに音楽業界で「売れる曲を1つサクッと作ってね!」の依頼は難しそうですよね。シンガーソングライターの中でもごく1部の売れっ子だけが成せる技です。

そしてスイーツ界でもシンガーソングライターならぬ「レシピ構築の専門家」が存在します。ちなみにパティシエとレシピ構築の専門家は同じではありません。

歌手は曲を作れないのが基本。稀に歌う&楽曲提供もできる人が特別にシンガーソングライターと呼ばれます。パティシエもレシピは作れないのが基本で、稀にお菓子もレシピも両方作れる人を「レシピ構築の専門家」と呼びます。

パティシエの1%が【レシピ構築の専門家】

△スイーツ開発現地視察の様子
一般からはパティシエ全体のおよそ1%しかいない「レシピ構築の専門家」と接点を持つのが困難なのと、仮に見つけても具体的な【指示出し】が難しい現実があります。

見本表の中から選んでパッと注文できるなら良いのですが、世に出ていないスイーツを形にするのですからそれなりの専門知識が無いと議論すらしにくい。

スイーツ開発時には、できれば界隈を熟知しアシストしてくれるゴルフのキャディーさんのような存在が必要なんです。私はキャディー役に該当します。

スイーツ開発はゴルフと似ていて、世界を代表するプロゴルファーでも「ホールインワン」は滅多に出せません。優秀なレシピ構築の専門家もたった「1回の試作でドンピシャ!」のスイーツが完成することはなく3回で商品化できれば、非常に好成績といったところです。

費用が高くなる案件の具体例

△開発打ち合わせの様子
試作回数に比例し費用は高くなります。試作回数が増える3大原因は以下の通りです。

①決定権のある方が開発メンバー外にいる
②求めるスイーツのイメージが二転三転する
③完璧を求め、こだわりが強すぎる

①開発メンバーの中に決済権のある方が含まれていない場合、お伺いを立てたら全てがひっくり返った!というケースは良くあります。すると試作回数がかさむので費用がかかります。

②やりたいことが途中でブレてしまうと、これも試作が無駄になったり、空回りするため費用がかさみます。スタート段階の煮詰め作業(ヒアリング面談)に時間をかけることが重要です。

③はじめての開発に力んで完璧を求めるのも試作回数がかさんで費用がかかります。はじめはメニューは1つだけ、ほぼ合格点なら、すぐに商品化を目指すのがセオリーです。100点を求めたり、メニューを増やすのは追々進めることです。

スイーツ開発時に必要な作業一覧

スイーツの商品コンセプトを固める
製菓業界について知る
物件、機材、道具の選定
現場の導線、生産性の確認
スタッフ育成、現場技術指導
レシピ構築、レシピ更新
新メニュー考案
容器、箱、包装紙、リボン等調達
競合調査
差別化、強み調査
社内専門の商品開発部門構築
OEM工場の選定
機械対応のレシピ構築
OEM工場との交渉作業、など

気になる開発機関がどこまで対応してくれるのか知るには、そもそもスイーツ開発の全体像を把握することが必須です。

開発の価格差はなぜ生まれるのか

スイーツの開発料金は実はピンキリです。ただ単純に安いのが良いとは限りません。開発料金が安い場合の多くは以下の設定になっています。

・スイーツ可食部(食べる部分)の提案しかない
・一般パティシエが担当している(専門家でない)
・開発所要期間が予定よりどんどん長びく
・商品化率がほぼゼロ
・依頼主が製菓の勉強を積まないと話が進まない

ただ費用が高額なら良いとも限りません。スイーツの開発は上手くいけばいくほど、今後開発機関とは長いお付き合いになります。定期的に新メニューを考案したり、商品が売れるほど生産量増大に伴う機械化レシピ構築などが必要になるからです。

つまり価格で決めるより、気持ち良く取引できる相性の良い機関を探すことが最も大切です。

商品開発サービスメニュー詳細・まとめ

スイーツ商品開発機関の選定については、第1に「相性がよい」次に開発に要する一連の業務を任せられることでしょうか。スイーツ開発の作業内容は多岐に渡るため、それぞれを別の機関に投げるのは手間がかかります。

ちなみに当方では記事に記載のサービスは全て実施しております。開発スタート段階から、万単位の機械化製造までアシスト業務を承ります。

中でも身体に良い健康志向スイーツ、子育て世代やファミリー層に喜ばれるスイーツ、良質な素材を使った本物志向のスイーツが、最も得意とするジャンルになります。

LINEからコメント送信いただき、ご相談内容をお聞かせ願います。

登録だけですと、ご用件が分からないので、ぜひコメントをお願いします(^.^)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタント

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