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菓子製造技能士(洋菓子技能検定)タイムスケジュール2時間半の使い方

2017.1.24 2020.8.13 2022.1.8 2023.5.5 更新

菓子製造技能士(洋菓子技能検定)2級のタイムスケジュール2時間半の使い方について。課題①ビスキュイに30分・課題②8号デコに2時間使います。

作業が早く終わり、時間を残しても得点加算はありません。時間オーバーは減点対象のため、時間内で着実に進めます。経験20年超えのスイーツ技術コンサルタントがまとめてお伝えします。

目次

課題①→課題②と進めます

△ビスキュイ・アラ・キュイエールを絞る様子
課題1の仕込み+絞りから行います。仕込みは手立てですが、コツさえ掴めば力の無い女性でも15分もかかりません。生地が絞れたら「オーブン担当」の方に鉄板をパスして終了。焼成は担当の方にお任せできます。

課題②の流れ(順番の目安)

課題2の進め方に順番は無く自由です。目安として私がベストだと考えるやり方をご紹介します。適宜作戦変更してお使い下さい。
・バタークリーム仕込み:30分
・スライス、ナッぺ、チョコがけ:30分
・デコレーション:1時間

Bゾーン:パイピング

失敗すると手直ししづらいゾーンですのでBから着手しチャンスを2回に増やします。

仮にパイピングで失敗した場合「★」印の部分(お向かい)にもパイピングを絞って「不出来」な方を花びら絞りで覆い隠します。

※【B】ゾーン以外から進めた場合、配置が限定されてこの方法は使えなくなります。

Cゾーン:チョコストレート絞り

チョコがけ後、1度溶かしたチョコを冷ます際タイミングの良い時にCゾーンを済ませます。かたいチョコでは伸びやかに絞れないので「マヨネーズ状」の時を見計らって下さい。

※パイピングをするうちにほぼ丁度良いかたさになるでしょう

Dゾーン:バタークリーム花びら絞り

【C】のストレート絞りの後【A】の振動絞りは連続して絞ることができません(同じチョコですが絞るかたさが異なります)振動絞りはチョコがやわらかいと絞り模様が出ません。

つまり【D】を絞る間、チョコを自然放冷させるのは目的です。

Aゾーン:チョコ振動絞り

絞り目が最もキレイに出るタイミングで振動絞りを行います。

最後:バラと葉っぱ

最後に残ったチョコクリームでバラと各種葉っぱを絞ります。これで完成!お疲れ様でした。

試験は午前中(10:00~12:30)なので、終了後はちょうどお昼の時間。緊張が解けてお腹も空くのでメチャクチャご飯が美味しいですよ!

後片付けは試験時間に含みません

ちなみに残った「洗い物」は作業台下にまとめて一旦部屋から退出します。試験時間が終了してから洗うか、そのまま持ち帰ります。試験中は必要なものだけ洗浄して使います。

技能検定タイムスケジュール・まとめ

2級技能検定にて2時間半の使い方目安は
・ビスキュイ30分
・バタークリーム仕込み30分
・ナッぺチョコがけ30分
・デコレーション1時間
計2時間30分となります

練習の時点で10分程度時間が余るように調整すると良いと思います。気を付けたいのが【本番の会場温度】です。温度でクリームの状態、仕込みの状態が一変するのでペースが乱れがちになります。

暑い・寒いと感じた時はエアコン調整を遠慮なく申請しましょう。お気軽にLINEからご相談下さい(月江直通で自動情報配信ではございません)


◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します

◆技能検定 洋菓子1級保持者(菓子製造1級技能士)
◆技能検定の実演授業を製菓学校にて受け持つ
◆技能検定 補佐員(試験会場見回り役)経験あり

パティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です

つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)スイーツ技術コンサルタント

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