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商品開発

はじめての通販(ネット)用スイーツ開発で押さえるべきポイントとは

2017.05.17 2021.02.15 2023.4.25 更新
新事業として通販(ネット)用スイーツ開発を始める際、予め押さえるべきポイントとは。「こんな○○なお菓子があったらいいな!」というアイデアが「既出」か否か?

これはお見積りにも大きく影響するので事前確認が必要です。模倣かゼロスタートかで試作作業は全く別物になるからです。経験20年超えのスイーツ技術コンサルタントがまとめてお伝えします。

目次

見積り前の確認ポイント

「動物性素材を使わないチーズケーキ」「アレルゲン除去のマフィン」など、○○な感じの通販用お菓子を作りたい!と検討される際、ぜひ実際にそのようなお菓子が存在するのか(既出かどうか)ご確認下さい。

もし似たような商品が存在しない、となればチャンスであると同時に、それは難しい挑戦になるはずです。仮に簡単に実現できるのであれば、どこかでとっくに商品化しているはずだからです。

ご希望商品が既出であれば、その商品を分析し模倣再現作業に入ります。模倣作業かゼロスタートかでお見積りに大きく影響するため、より正確な見積りには事前調査が必要となります。

通販スイーツ開発の課題とは

通販スイーツ開発の大きな課題は「移動距離」です。移動距離と開発難度は比例します。それは移動が大きいほど「破損リスク」「品質保持リスク」が高くなるからです。

全国に自社便をお持ちのケースは少ないので、ほぼ既存の輸送サービスをご利用いただくと思うのですが、そこで壊れないよう対策する必要があります。例えば、これまで店内で提供していた人気メニューやレシピは、改めて通販用に更新することになります。

①破損しにくいもの

△通販用手のひらサイズ羊羹
検討段階でまず破損しやすいものは不向きです。お客さまの元まで美しい商品状態をキープできるかが重要です。

実は羊羹は通販におススメです。壊れないですし、日持ちします。常温保管できるのも大きな魅力です。

ちなみに羊羹というと和風のイメージですがパッケージや形状、色味、食感、風味を変えれば、洋風スイーツにもアレンジ可能です。

②常温で物流できること

△生ケーキと呼ばれる種類のスイーツ
いわゆる洋菓子屋さんの冷蔵ケースに入っている商品を通販仕様にするには①常温仕様にレシピ構築する②冷凍便で配送する、方法があります。

冷凍の場合は在庫保管用の大きな冷凍設備が要るのと、送料もかかるため注意が必要です。

③賞味期限を延ばす

通販用には賞味期限を延ばすようなレシピ構築をします。①期限切れによるロスを減らせる②現場の製造計画に余裕を持たせる③全国離島など遠方への送付を可能にするためです。

もし味覚面を優先して賞味期限が短い設定になった場合は受注生産にするなどの工夫が別途必要です。

オリジナル素材を使った商品開発事例

△試食会の様子
実例のご紹介:
ご依頼主さまから、自社オリジナルプロテインを使った捕食開発の案件です。キッズアスリートをサポートする小袋入りの羊羹ゼリーのような商品。ご希望条件は①試合の合間でもプロテイン摂取できる仕様②小袋でカバンに忍ばせておける③常温保管可能、でした。

試作1回目:
プロテイン量決め(濃い・マイルド・薄い)
試作2回目:
食感(かたさ)決め(硬い・中間・柔らかい)

およそ試作3回で大まかな商品像が見えてきます。

まずはライバル商品の実態調査から

△通販チーズケーキ開発イメージ図
実態調査を行うことで、お見積りがより正確に出せるようになります。ただ調査するのが手間…調べて資料にまとめて!という場合は当方で承りますのでご用命下さい(有償)

スイーツネット販売仕様レシピ・まとめ

通販スイーツの開発は、移動距離に対応した専用レシピを構築する作業となります。これまで店舗でデザートやスイーツを提供してきた事業形態であっても、通販はまた勝手が変わります。そのままのレシピは使い回せません。

・通販用
・テイクアウト用
・イートイン用
・お土産用、など
それぞれの場面に合わせて最適化する必要があります。些細なことでもLINEからお気軽にご相談下さい(月江直通で自動情報配信ではございません)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です。スイーツ技術コンサルタントとして活動中。

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