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薄味にして噛ませておいしくするお菓子・噛む回数でレシピ構築

2017.9.9 2023.4.2 更新

薄味にして噛ませておいしくする時代のトレンド菓子について。噛む回数を調整することで美味しくなるレシピ構築法とは。噛む回数の多い素材が、そのスイーツの「主役」になる!?

MOTHER SWEETS開発チームが考える身体に良い理想のお菓子について、経験20年超えのスイーツコンサルタントがまとめてお伝えします。

目次

噛む回数を想像しレシピを構築する

噛むことで生まれる美味しさがあると、使う砂糖は少なくて済みます。砂糖が少なくても美味しいのであれば実に健康的です。逆に甘過ぎるお菓子は、水やお茶で流し込んでしまうので味わうことなく食べ終わってしまいます。

これはMOTHER SWEETSチームにとって理想的ではありません。目指すは20回もぐもぐしてちょうど良い味にすること。スイーツ商品開発では噛む回数を逆算してレシピ構築を行っています。

噛むほど味が増幅するよう仕掛けをする

お菓子の生地(小麦粉や米粉が主体)を美味しく食べさせるために、噛み応えのある具材を入れることがあります。その際、1口で20回噛むよう逆算して1かけらの大きさを決めます。

かけらは口の中を転がって逃げるので、注意深く噛まないと潰れてくれません。本来、お菓子の生地部分は20回も噛まずに飲み込んでしまうところですが、具材も噛み潰さないと飲み込めないので、自然に咀嚼回数が増えます。

かけらが潰れる頃には生地が口に入れた直後より格段に甘くなっています。特に生地の主体である穀物類は噛めば噛むほど美味しくなる食材です。

大切な「噛む回数の調節」

スイーツを噛む回数を調整する方法
・スイーツ本体の大きさ
・スイーツ本体の形状
・スイーツが口に入る量
・食材の硬さ、大きさ
・食材の加熱のしかた

全ての食材の噛む回数を揃えると一体感が出る
具材を主役にしたい場合
→生地より具材の噛む回数を多くする
生地を主役にしたい
→具材の噛む回数を少なくする

薄味で噛むほどにおいしいお菓子・まとめ

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