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指導者向け ナッペを見て覚えろ！は非効率だった 的確な技術の教え方
ナッペを見て覚えろ！は
非効率かもしれません
ここでは【ナッぺの指導法】をご紹介致します。中でも「自責の教え方」について。これは「全て先生の教え方次第」という考え方です。
「見て覚えなさい」「コツコツ練習しなさい」より理論的で即効性があります。スタッフにどのように指導すべきか悩んでいる方へ。経験２０年超えのスイーツ技術コンサルタントがまとめてお伝えします。
【ナッペ絞り関連記事】後程ご覧下さい
（題名をタップすると開きます）
⓪プロのナッペを身に付けるのに一番最初にやるべき たった１つのこと
①ナッペ人類史上、最上級にわかりやすい解説
②続・ナッペ人類史上、最上級にわかりやすい解説
③プロを極める生クリームレッスンに潜入
④クリーム絞りでプロを極めるトレーニング
⑤プロのナッペ絞りを極めるクリームはこれ
⑥ナッペ絞り「プロとアマ」トレーニングの違い
目次
自責の教え方・他責の教え方
△ナッぺ練習後に１周仕上がりを確認
ここでは「教え方」を「自責の教え方」と「他責の教え方」２つに分類してみます。おそらく今、菓子製造の現場では「他責の教え方」が主流です。
これは指導者がまずお手本をし「しっかり見て覚えてね！」という方法です。つまり受け手が努力し這い上がる必要があり、教える側は手助けしにくいもの。
次に「自責の教え方」です。これは先生の教え方が全て、という方法です。受け手に任せつつもアシストは定期的に行います。私がお勧めするのは、この【自責の教え方】です。以下で自責の教え方詳細をご覧いただけます。
正しい技術の教え方・伝え方とは
△ナッぺの技術を口で説明するのは難儀
今指導者の立場にあられる方は、そもそもご自身がまともに教わっていないと思います。誰にも頼らず努力で技術を獲得したのではないでしょうか。
私自身もこれまでナッペ技術の習得には「見てマネする」以外無かったように思います。経験は１０年必要とも言われ、お手本は見せてもらえず、こっそり盗み見たと記憶しています。
ただ現代では居残り練習しろ！とは言いづらく、とはいえ「できないまま」でも困ります。そこで自責の教え方をお試し下さい。
具体的には「手が無意識で動く」ようになるリアル体感トレーニングを行って欲しいです。当方では「体験レッスン」と称し１時間の内容でお届けしているものです。
世間的には「体が覚える」まで動くことを「経験」と呼ぶようですが、その状態を効率よく作るのが「リアル体感トレーニング」です。
指導の順番は「必ず」リアル体感トレーニングからはじめます。テクニックを先に教えても大抵身体がついてこないためです。熟練したプロの感覚を先に体にコピーするのが先決。それではまず使う道具をご説明します。
手が勝手に動く【リアル体感トレーニング】
△トレーニングでご用意いただく道具は３つ
①パレットナイフ（7,8号位のサイズ）
②テープ（マスキングなど剥がせるタイプ）
③アイスクリームスプーン、の３点です。
アイスクリームスプーンは左右対称が理想で「ハーゲン〇ッツ」の白いプラ製があれば１番お勧めです。
このトレーニングにクリーム類は不要で、いつでもどこでも簡単にトレーニングできるよう工夫されています。やり方詳細は以下をご覧下さい。
１日１分、１週間で見違える変化が
やり方は「スプーンの両端」で「作業台を叩く」のを１日１分続けるだけ。１週間もすると効果が分かります。動画に合わせてなるべく小刻みに速く連打できると良いです。
ナッぺが上手くいかない人は手がカチコチで気ごちないものですが、それが滑らかに動けば当然ナッぺしやすくなります。
早く滑らかに作業台を叩ける
＝ナッぺ動作がスムーズ、なイメージです。
このトレーニングは上級者ほど「楽々」作業台を連打でき、ナッぺが不得手な方ほど「コレは難しい！」と感じます。技量をはかる１つの指標にしてみて下さい。
不慣れな人ほど「速く叩こうと力んで動きが硬くなる」はずです。上級者との差が歴然になるので「これが経験の差です」と教え、「続けることで経験値が上がります」と希望があることをお伝え下さい。
さらに細かく成果を上げるには個別でヒアリングが必要です。この部分が当方の体験レッスンに該当します。
▷手が無意識で動くようになる ナッペのプロ向けレッスン体験６０分（←タップすると開きます）
▷指導者の「指導力」を高めるには・上手な教え方、技術指導とは？（←タップすると開きます）
指導者向けナッぺの教え方・まとめ
ナッぺが上手くできるか否かは、手が動くかどうかの差です。仮にナッぺ上級者でも「利き手と反対の手」でナッぺした場合、手がスムーズに動かず綺麗にナッぺできないのではないでしょうか。「手が無意識に動く」のはナッぺで１番重要なことです。
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◆月江 瑞穂（つきえ みずほ）と申します。
商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。１０年続ける人が、わずか１％しかいない菓子業界に（こそだてしながら）２１年在籍している珍獣です。パティシエトレーナー・スイーツコンサルタント。
つきえ経歴（←タップしてご覧下さい）
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