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スイーツ商品開発小ロット1個~試作代行って何するの?内容を解説します

2017.04.20 2020.12.29 2022.10.1 更新

スイーツ商品開発小ロット1個~行える試作代行のサービス内容とは。開発初期段階で数量は必要ないものの、試食共有できる現物は欲しい。試作を依頼すると何が得られるのか?サービス項目の8つを解説します。

商品開発ではサービス範囲を明確にすることが重要。経験20年超えのスイーツコンサルタントが分かりやすくまとめてご案内します。

目次

サービス範囲は機関ごとにバラバラ

△商品化したおからクッキー
ご参考までに当方の試作開発サービス内容は8項目に渡ります。
①Zoom面談2回
②専門パティシエのレシピ構築3パターン
③レンタルキッチン
④試作代行作業
⑤全レシピデータ納品
⑥材料分析・選定・調達
⑦型・包装のご提案
⑧試食品現物納品

よくある商品化失敗の事例が、身近にいるパティシエさんに開発依頼をされたケース。具体的には⑧試食品現物の納品がメイン「可食部重視」で行われます。

身近なパティシエに開発依頼するリスクとは

知り合いのパティシエさんに安く頼めるから、と開発を進めると以下のような状況になります

①面談が無い
②1種類しか試食できない
⑥材料はあるものを使う
⑦型や包装まで考慮されていない

①面談が無いと徐々に共有不足が発生し、認識のズレが生じます。形のなき物の創造には試作前後の「すり合わせ」が非常に重要です。

②試食が1種類だと「比較」できず、良し悪しや課題が見えにくいです。またAよりBが良い!といったデータを取ることも難儀です。

⑥冒頭で【材料選定】を誤ると商品化率を著しく落とします。材料原価が見合わない・仕入れが不安定・レシピをマネされやすくなる、など先々で問題が発生し開発が頓挫します。

⑦本来は型の管理や包装フィルムのロット(手作業・機械作業など)まで考慮してレシピ構築する必要があります。

一般的なパティシエは「美味しいもの」を作り
レシピ構築専門のパティシエは「商品化するもの」を作ります。美味しくても「日持ちがしないもの」「移動できない(壊れる)もの」「量産できないもの」は全国規模の商品化には至らないのです。

サービス範囲が不明瞭な機関は避ける

試作1回=〇〇円のように見積り表記が大雑把な機関は避けた方が無難です。サービス内容含め、後から何とでも言えてしまいます。業界に精通した人間であれば相場感があるので問題ないでしょうが、一般には内訳までしっかり表記された機関の方が安心です。

専門用語が頻回で出てきたり、職人気質が強い機関も相当な知識が無い限り、難易度が高いので注意が必要です。

分かりやすい機関に相談しよう

スイーツ商品開発というのは「丸投げ」できるものではありません。依頼した側・された側の擦り合わせ作業が長期続きます。そこで「説明が分かりやすい」こと「相性が良い」ことが非常に重要となります。

しっかり【商品化を見据えた】売れるレシピ構築をする機関は各材料原価・仕入れロット・仕入れ状況・価格変動傾向・時流・3、5年後のあり方・機械化・生産効率・味・見栄え・強み・リスク・ブランド…など総合的に考えベストと思われるものを提案します。

単に「味が美味しい」とか「見栄えが可愛い」のみで結論しないのです。

スイーツ試作代行サービス範囲・まとめ

当方では私が専門パティシエとの窓口役として機能し、飲食経験ゼロからでも「スイーツ商品化」の実現をアシストしております。

【MOTHER SWEETS】(マザースイーツ)こそだて世代のパティシエが、我が子に本当に食べさせたい安心で美味しいお菓子、をコンセプトにレシピ構築します。LINEからご相談内容をお聞かせ願います。
自動情報配信ではございませんで、ご登録だけですと何も流れてきません。ご覧いただいた記事の内容についてなど、ぜひコメントをお願いします(^.^)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です。菓子と現場の人づくりスイーツコンサルタント。

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