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プロパティシエ向け サントノーレ口金の絞り方を極める「法則と練習法」
プロパティシエ向け サントノーレ口金の絞り方「法則と練習法」。サントノーレ絞りは一見難しそうですが ①向きを把握し ②クリームを立てる、2点だけマスターすれば簡単です。
スタイリッシュなケーキがスラスラ作れるようになります。「口金の向き」と「クリームを立てる技術」について経験22年のパティシエトレーナーが分かりやすくまとめてお伝えします。
目次
サントノーレ口金=「向きのある口金」
△cotta・基本のサントノーレ口金の絞り方 引用
サントノーレ絞りの代表的なデザインは上のようなイメージ。難しそうに見えますが「向き」を間違えなければ簡単です。実はサントノーレ口金は「向きのある口金」で、そもそも口金とは2つに大別されます。
①向きのない口金=丸口金、星口金
②向きのある口金=サントノーレ、バラ口金
向きのある口金は【向きを間違わないこと】がポイントです。
Ⅴ字切れ込み部分がポイント
・Ⅴ字に最も深く切れ込んだ部分がトップになる
・Ⅴ字に絞り袋がかからないようにする
・Ⅴ字を伏せて絞ることはない
サントノーレ絞り=「立てる絞り」
△「立てる絞り」の練習画像
画像右←のようにまっすぐ絞れればOK。左→のようにクネクネ不安定の場合はまっすぐ絞れるよう練習します。
サントノーレやバラ等、扁平な口金で棒絞りをする際、クリームを「寝かせる・立てる」と両方試します。寝かせるのは簡単で、立てる方が難しいです。ただサントノーレ口金は寝かせるケースより、ほとんどがクリームを立てて絞ります。つまりクリームを「立てられる」ことが第一。
大量オーダーに最適 スピード重視の絞り
▲数秒で1台のデコを仕上げることが可能
サントノーレ口金、最大のメリットは「スピード」。高速で広範囲を埋められます。一筆書きサインのスピード感と、手軽にスタイリッシュなデザインに仕上がるのが魅力です。忙しい現場ではサントノーレ口金しか使わない、なんてことも!ぜひ習得したい絞りの1つです。
サントノーレ絞りを極める・まとめ
サントノーレ口金は立てる絞りの中ではクリームが厚く出るため難易度低めです。「クリーム立て技術」の入門編として、ぜひ棒絞りをお試し下さい。
慣れれば用途も多くアドリブが利く、プロのお助け絞りです。「急ぎ仕上げて下さい」「豪華にやって下さい」「おまかせでいい感じに!」とオーダーされたら、この絞りの出番。
もしLINEで「サントノーレ絞り練習画像」を送信いただけたら「個別アドバイス」をプレゼント致します。
登録だけですと、どのプレゼントか分からないので、ぜひ画像かコメントをお願いします(^.^)
◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
ナッペや絞りでプロを極めてパティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)22年在籍している珍獣です。
つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)パティシエを続ける方の練習指導・コンディションを整えるパティシエトレーナー。
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