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指導者向け ナッペを見て覚えろ!は非効率だった 的確な技術の教え方

ナッペを見て覚えろ!は
非効率かもしれません
プロ向けのナッぺ指導法をご紹介。ここでは「自責の教え方」をご説明します。これは特にプロ向けの教え方で、先生の教え方次第!というものです。「コツコツ練習しなさい!」よりも理論的な指導法で、即効性があります。スタッフにどのように指導すべきか悩んだ時にご一読下さい。経験21年のパティシエトレーナーがお伝えします。
【ナッペ絞り関連記事】後でご覧下さい
(題名をタップすると見られます)
①ナッペ人類史上、最上級にわかりやすい解説
②続・ナッペ人類史上、最上級にわかりやすい解説
③プロを極める生クリームレッスンに潜入
④クリーム絞りでプロを極めるトレーニング
⑤プロのナッペ絞りを極めるクリームはこれ
⑥ナッペ絞り「プロとアマ」トレーニングの違い
目次
自責の教え方・他責の教え方
ここでは「教え方」を2つに分類します。「自責と他責」の2種類です。おそらくパティシエの現場でよく見受けるのは「他責の教え方」です。指導者がお手本を見せ「みんな見て覚えてね!」とするやり方です。つまり、受け手が頑張って這い上がって来いよ!といった姿勢で、教える側は、それ以上は手助けしにくい。
次に「自責の教え方」をご紹介したいと思います。これは特にプロ向けの教え方で、先生の教え方次第!というものです。「コツコツ練習しなさい!」よりも理論的な指導法とも言えます。今回ぜひお試しいただきたいのが自責の教え方です。以下から自責の教え方の正しい方法をご覧下さい。
正しい技術の教え方があります
△ナッぺの技術を口で説明するのは難儀
いや、正しい教え方なんて習わなかったよ!と思いませんか。自分もこれまでナッペ技術の習得方法は「見てマネする」しか無かったように思います。経験が10年必要だとも言われました。お手本は見せてもらえず、こっそり盗み見る感じだったと記憶しています。
ただ、現代ではナッぺができるまで残業しろ!とも言いづらく、習得に本当に10年かけられても困ります。そこでもっと効率の良い指導法をお試し下さい。結論を先に申し上げますと「手が無意識で動く」トレーニングを行って欲しいです。当方で「体験レッスン」と称した1時間メニューの内容です。
世間的には、ひたすら練習し、努力を積み上げ「体が覚える」ようになることを「経験」と呼ぶようです。でしたら、その状態を効率よく作りましょうよ!という考えです。
熟練したプロの、勘・感覚を体に完全コピーできるトレーニングだと思って下さい。このトレーニングをせずに「やり方・テクニック」でどうにかすることは不可能です。指導の順番は「必ず」以下のトレーニングからとなります。まず使う道具からご説明します。
手が無意識で動くようになるトレーニング
△トレーニングでご用意いただく道具はこちら
①パレットナイフ
②テープ
③アイスクリームスプーン、の3点です。
パレットナイフは良く使うサイズ、テープはマスキングなど剝がしやすいと、パレットナイフを使う時に邪魔にならないでしょう。アイスクリームスプーンはプラスチック製の「ハーゲン〇ッツ」を買うと付いてくる白いヤツが1番良いです。
トレーニングの際、クリーム類はご用意いただかなくて大丈夫です。具体的なやり方は以下をご覧下さい。いつでもどこでも簡単にトレーニングできるよう工夫されています。
1日1分で見違えるほど上達します
やり方は「スプーンの両端」で「作業台を叩く」だけ。これを1日1分続けて下さい。1週間もすると効果が表れ始めます。動画内ではゆっくり動いていますが、なるべく小刻みに速く連打できるほど良いです。
ナッぺ作業って「手をクネクネ」させる動きが多いですよね?手がカチコチで気ごちない動きだと、当然ナッぺはしづらいです。
早く滑らかに作業台を叩ける
=ナッぺに必要な動作がスムーズになる
1言ですと、そんなイメージです。
試してもらうと、すでにナッぺができる指導者側は「楽々」スムーズに作業台を連打できると思います。ところが、ナッぺが不得手な方は「コレ結構難しい!」なんて言って、速く叩こうと頑張ると力んで動きが硬くなるはずです。指導者のナイフさばきと比べ、差が歴然にあらわれます。
そこで「これが経験の差ですよ!」と教えてあげて下さい。また「続けることで経験値が上がりますよ」と希望があることもお伝え下さい。
細かく成果を上げる練習ポイントは、いくつかあります。そこは1時間かけて個別で丁寧にお伝えする内容にて「そちらの状況」をお聞きしないと、ここで全てを網羅し記すのは、ごめんなさい!難しいです…より詳しくは「体験レッスン」でヒアリング後にご案内しております。
指導者向けナッぺの教え方・まとめ
ナッぺが上手にできるか否かは、手が動くかどうか?の差です。例えば、ナッぺができる人でも「利き手と反対の手」でナッぺしたらどうでしょう?手がスムーズに動かない限りナッぺできないと思います。「手が無意識に動く」のはナッぺで1番大切なことです。
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◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。
商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)21年在籍している珍獣です。パティシエトレーナー・スイーツコンサルタント。
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