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パティシエの格付けによる 試作1回の価値の違いを比較しよう

2017.12.05 2021.12.04 更新

パティシエには格付けがあります。例えば「試作1回」の価値は、熟練パティシエと新人パティシエで大きく異なります。

当たり前ですが、試作1回当たりの金額の安さに飛びつくと、格付けの低いパティシエが割り当てられ「試作が進まない..」といった本末転倒の状況に陥ります。経験21年のスイーツコンサルタントがお伝えします。

目次

パティシエ3つの格付け

△希少な生米粉を使ったオリジナルレシピ試作

1口にパティシエと言っても、そのレベルは様々です。特に「オリジナルレシピ」を作れるパティシエは、全体の1%しかおりません。というのもパティシエには3つの格付けがあります。松竹梅のような3段階です。

「梅」:レシピ通りにお菓子を作れる
「竹」:レシピをいじれる
「松」:オリジナルレシピをゼロから構築できる、といった具合です。

オリジナルレシピを作る際、試作に携われるのは「松(最上位)のパティシエ」です。竹や梅のパティシエだとオリジナルレシピは作れません。

松:最上位1%のパティシエ(経験10年超)
竹:上位3割(経験3年以上)
梅:残り7割(経験1年以上)

厳しい職人の世界で多くのパティシエは、経験値を積む前に離脱してしまうのが現状です。

職人を1日拘束=1人工(いちにんく)

試作のご依頼をいただく際「〇〇を頼むといくらかかりますか?」といったご相談は多いです。この場合、当方では費用の「算出方法」が明確にあります。それは、ご要望の〇〇実行にあたり..

「松竹梅どのパティシエが必要か?」と「職人の拘束時間」で決定します。最上位の職人で3日必要なのか、新人が半日でできるのか? で金額は異なります。

ただ試作スタート時の「骨組み」は最上位のパティシエにしか行えません。建築物で例えると分かりやすいのですが、土台の基礎工事を新人だけにお任せしないですよね..

パティシエを1日拘束すると1人工(いちにんく)2日で2人工、半日なら0.5人工といった使い方です。1人工の金額は格付けにより異なります。

当方の例で申し上げると、1日拘束は4時間、パティシエの格付けは「ファースト・ビジネス・エコノミー」の3段階です。オリジナルの試作は「ファースト」のみ携わります。金額については文末のLINEボタンからお問い合せ下さい。

パティシエの格付けチェック・まとめ

当方の場合ざっくり、試作1回10万円という認識です。一般的には高い!と思われるかもしれませんが、それでも業界の相場は、もっとずっと高くて3倍はします。

1つお菓子が完成するまで、大手企業が数百万円かけるような状態です。相場がそれだけ高い理由は、厳しいパティシエの世界で10年続く(レシピ構築できる)職人が全体の1%しか存在しないから。

当方では、出産で行き場の無くなる こそだて世代のパティシエ活躍の場を設けるため、相場よりカジュアルに、より柔軟に、キメ細やかに「スイーツレシピ」をご提供し続けます。

LINEから、ご相談内容をお聞かせ願います。

登録だけですと、ご用件が分からないので、ぜひコメントをお願いします(^.^)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)21年在籍している珍獣です。菓子と現場の人づくりスイーツコンサルタント。

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