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スイーツ商品開発のOEM取引先を見つける前に知っておくべき3つのポイント

2017.06.27 2021.8.18 更新

スイーツ商品開発でOEM取引先を探す前に、知っておくべき「3つのポイント」があります。①OEM先は基本指示待ちです ②OEMとは別機関に試作依頼が必要 ③OEM先は一見さんお断りのケースが多い等、

経験21年のスイーツコンサルタントが商品企画~試作~販売可能な状態までの詳細をご案内します。

目次

1.OEM先とは基本指示待ちの姿勢

これはOEM先が悪いのではなく、商品開発には「役割分担がある」とご理解下さい。OEM先は「ある程度」まとまった数量を受注する機関で、基本的に商品化した(諸々確定した)スイーツを製造するところです。

つまり決まったレシピを持ち込んで数量を決めて依頼をかけます。そういった意味での指示待ちです。「指示通りに量産する専門」ということですね。そうなると、初期段階の漠然とした「イメージで」少量でいいから試作して欲しい!といった依頼は、OEM先にはお願いできないと思って間違いありません。

2.OEM先と別機関で「試作代行」が必要

▲少量・複数種類を比較検討する試食会

OEM先では「こんなイメージで作って」(ザックリで明確でない)「少量作って」「色々試したい」に向いていない点が大きなポイントでした。※OEM先に試作を頼むと1本1千万円が相場・数量も万単位が基本

ただ異業種から新規で製菓業界に参入される際は、一旦(手軽に)「イメージを形にする」機関が無いと困ると思います。頭の中だけで指示を明確には出せないはずだからです。

そこでOEM先に依頼をかける前段階として「試作依頼」をどこかにかける必要があります。「漠然としたイメージ」を形にする機関です。ここでレシピを確定させて、OEM先を見つける。OEM先と併せて、まずは「試作依頼先」を見つけるのが先決です。

3.取引可能なOEM先を見つけるのは難しい

▲製造内部視察なども、一見さんは難しい

実は、スイーツの商品開発関連で多いのが「一見さんお断り」タイプの機関が多いということ。ホームページがない機関もあります。何というか、業界独自の依頼ルートがあるんですね。これも新規参入組には、やりにくいイメージです。

例えば、こだわりの強い「一見さんお断りの」お寿司屋さんをイメージください。常連さんには心地よくても、初めての人には敷居が高かったり、注文の流儀なんかで「こいつ わかってねえなあ」みたいな顔されたり、、

スイーツの世界も職人気質なので、寿司のソレと系統は似ていると思います。いざ依頼先を見つけるのも大変ですが、仮に見つかっても 対等なやり取りには「まあまあ知識」が必要で、難易度が高い..というのは、よくご相談いただきます。

スイーツOEM先を探すポイント・まとめ

アバンパソコン顔

もし製菓の業態で新しく事業を始めよう!とお考えの場合、ご自身でOEM先を探すのは、なかなか難しいという事実をお伝えします。

仮に見つけたとしても、事前の技術・知識が無いと「対等なやり取り」を進めることができないという点も加えておきます。製菓業界っていわゆる「技」とか「職人」の世界なので一般に門戸を閉ざしている感はあります。

もし
・ちょっと試作してほしい
・売れる商品が欲しい
(職人さんは作りたいものを提案する傾向にある)
・将来のリスクヘッジまでしてほしい
(ヒット後に模倣されないか心配)
とお考えでしたら

当方は「スイーツの通訳ガイド」を行っております。スイーツ専門家として「難しいことを簡単に分かりやすく」長期スパンで補足させて頂きます。試作代行~OEM先のご紹介も致します。

LINEで「OEM先紹介」とコメント送信いただき、具体的なご相談内容をお聞かせ願います。

登録だけですと、ご用件が分からないので、ぜひコメントをお願いします(^.^)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

商品開発をしたり、製菓業界の知見をお話したり、パティシエに技術指導をしたりしています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)21年在籍している珍獣です。菓子と現場の人づくりスイーツコンサルタント

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