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ナッペ絞り極意

プロパティシエのためのウェディングケーキ練習法

2016.03.19 2021.03.19 更新

パティシエなら1度は携わってみたいのがウェディングケーキ製作。躊躇なくウェディングケーキを完成するため、普段の練習でどんな備えが必要か?経験21年のパティシエトレーナーがお伝えします。

目次

ウェディングケーキの絞りとは?

▲これが目標!気になる画像をLINEで頂戴します

ウェディングケーキの絞りに決まりはありません。基本の組み合わせパターンで好きにアレンジします。つまり手持ちの技術をいくつ持ち合わせているかで、コーディネートの幅が大きく変わってきます。

遠目でキレイに見えることが大切

▲ケーキがお披露目されるシーンをご想像下さい

ウェディングケーキ作製を成功させるには、そのケーキがどこで・どのように披露されるか?を考える必要があります。一般的に、ケーキをマジマジと見られる例は少なく、暗めの会場で、場も盛り上がっており「至近距離の美しさ」より「遠目で映えるかどうか?」が大切だったりします。

TPO(時間・場所・場面)を計算して最適なデザインでお届けできるよう考えてみて下さい。

基本技術が整っているか、今一度確認しよう

▲均等に絞れているかな?

ウェディングケーキは絞りの集大成のような位置付けです。「遠目でキレイかどうか?」は絞りの大きさ・形が均一で基本がしっかりできているか?と同じ意味です。

特に「ケーキ側面の絞り」はケーキ上面より高難度です。側面に絞れるチャンスは、ウェディングや特注ケーキ、技能検定(国家資格)のお題くらいしか、ないと思います。事前に問題なくできるか確認してみて下さい。

2段・3段 ケーキを積む練習

▲東京二子玉川キッチンの発泡スチロール台

複数段に挑戦するなら「ケーキを積む」練習が必要です。ケーキ+トレー(硬い土台にケーキ)は楽勝でも、ケーキ+ケーキ(ケーキを積む)のは、下のケーキと上のケーキ両方を破損しない配慮が必要です。

また置き直し(位置調整)ができないため、遠目からのバランスを想像し、一発勝負で置くことになります。そこで発泡スチロール台を使って、事前に反復練習をするのがおススメ。

1度習得してしまえば、3段でも4段でも迷いなく積めるようになります。

ウェディングケーキ絞り・まとめ

アバンパソコン顔

大型のウェディングケーキはパティシエなら、1度は挑戦してみたい華やかな仕事です。ただデコレーション所要時間はケーキの大きさと比例します。

手早い作業が身に付いた人しか担当できない狭き門でもあります。(ケーキは冷蔵品ですから室温作業時間は最短でなければなりません)

ウェディングケーキの注文が入った際に、任せてもらえる技量を普段から備えておきましょう。

LINEで「挑戦したいウェディングケーキ画像」を送信いただくと「個別アドバイス」をプレゼント致します。

登録だけですと、どのプレゼントか分からないので、ぜひ画像かコメントをお願いします(^.^)

◆月江 瑞穂(つきえ みずほ)と申します。

ナッペや絞りでプロを極めてパティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)21年在籍している珍獣です。

つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)パティシエを続ける方の練習指導・コンディションを整えるパティシエトレーナー。

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