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菓子製造技能士2級(技能検定)通し練習をする際のポイントとは?

2017.2.11 2020.8.23 2022.1.6 2023.1.30 更新 

菓子製造技能士2級(技能検定)で「通し練習」(本番材料で実践)する際のポイントをご紹介します。秋口~試験前に対策下さい。

スポンジ台のレシピや、気になる試験会場の作業台配置の図解、減点されやすいポイントについて経験20年超えのスイーツコン技術サルタント(菓子製造技能士1級)がまとめてお伝えします。

目次

試験で配布されるスポンジ台・代用レシピ

練習用土台24㎝・8号丸型(1台分)

◆卵・・・280g
◆グラニュー糖・280g
◆薄力粉・・280g
◆お湯・・35g

生地量:840g以上・焼成時間160度/50~60分
焼成後の高さ7㎝(試験で6㎝使う)

上記はほぼ試験本番の土台と変わらないレシピです。実は私が製菓学校の職員だった頃、勤務先の学校が試験会場だったため、受験者の皆さんが本番で使うスポンジ台を焼く業務に携わっていました。

本物の配合は伏せ、類似配合を上に記しました。自身が受験する時もこれで練習しました。

試験会場 作業台の材料配置を図解

▲作業台左:ビスキュイ材料・作業台右:バタークリーム材料 試験開始時・作業台の上の配置図(会場によって異なります)

材料は全てピッタリに計量され予備はありません(※基本的に再配布なし)課題1の卵を割り損じないようご注意下さい…

テーブルに受験番号が割り振られ、場所指定されます。作業台の下に粉ふるい・砂糖ふるい・デコトレー(課題2を乗せる)・鉄板(課題1に使う)が配置されます。

各作業台横にゴミ袋が設置。ガス台に湯せん用の30㎝ボウルが乗っています。着色料・バニラオイル・ラム酒は共用台に設置。

着色料についての疑問

上画像は着色料についてのご質問。「どんな感じで設置されてるの?」以下回答です。

細部は会場によりバラバラです

△スポイト瓶に色素溶液が入っている場合
どの程度の濃さで色素が溶かれているかは分からないので基色を作って様子を見ましょう。色素が粉末で置かれて自分で溶いて使う会場もあるようです。

ちなみに会場により
・1名に1つの作業台
・2名で1つの作業台を共有
など若干条件は異なります(問題集に記されたスペースより狭くなることはありません)

私は過去
・2級を東京製菓学校
・1級を日本菓子専門学校で受験しています。

通し練習後は 必ず全体バランスを確認

良くできたように見えるものの…

【最重要ポイント】図面に忠実であること!

補助線を引くと4等分ではありません…
・キレイな4等分になっていること
・絞りの位置・大きさ・個数が正確であること
をご確認下さい。

技能検定試験 本番前の「通し練習」・まとめ

上記を踏まえ「通し練習」は夏を避けて行って下さい(夏場は気温が高く本番と条件が異なるのであまり練習になりません)涼しくなった頃を見計らって少ない回数を集中して行います。皆さんのことを応援しております。

【月江 瑞穂】つきえ みずほ

◆技能検定 洋菓子1級(菓子製造1級技能士)

◆技能検定の実演授業を製菓学校にて受け持つ

◆技能検定 補佐員(試験会場見回り役)経験あり

自動配信ではございませんで月江にダイレクトにつながります


ナッペや絞りでプロを極めてパティシエを続ける方を応援しています。10年続ける人が、わずか1%しかいない菓子業界に(こそだてしながら)23年在籍している珍獣です。

つきえ経歴(←タップしてご覧下さい)パティシエを続ける方の練習指導・コンディションを整えるスイーツ技術コンサルタント。

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