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商品開発

愛され続けるスイーツ商品(農作物使用)を作りたい

2018.11.15 2024.1.22 更新
スイーツ商品が売れ続ける仕組み作りを考えてみます。
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愛され続ける商品の開発は、どうやら「お客さまに思い出していただく文化作り」のようです。

どのように仕掛けると、来年も再来年も10年後も『この商品』を思い出してもらえるか? 出会ってもらえるか?を考え抜く。世の中に、これだけスイーツ商品が溢れているのに売れ続けるなど、なかなかハードな問題です。

皆さまの思い出に残るよう売ることが、すごく大切になると思っていて、例えば、季節の農作物を使った半製品(生地、クリーム、餡)の創造は「今年もアレの季節がやってきた」と思い出してもらえるように思います。

1回商品化してみてダメでも、何としてでも打ち続けた企業(体力があること)が勝ちで、打ち続けることに加え、リピーターが生まれ続ける&新しいお客さんが入り続ける仕組みとして、農業体験(収穫体験)等のイベントは必須だと思います。

こども時代の収穫体験から「あの商品をまた食べたくなりました、送りたくなりました、畑に行きたくなりました」そんな流れが生まれたら、すごく強い仕組みです。

この仕組みを世の中では「文化」と呼ぶそうで、身近なところですと『バレンタインチョコ』が該当します。

バレンタインデー(2/14)は、聖バレンティヌス(禁止されていた兵士の結婚を執り行った人)が処刑された日で、チョコレートの日でもなんでもないのに、1932年に、とある洋菓子店が「バレンタインチョコ」を仕掛け(不発に終わり)1958年に伊勢丹新宿本店が再度仕掛けるも、そこまで流行らず、それでもしつこく毎年「バレンタインセール」を続けた結果、1970年代頃からジワジワと拡がり始めたようです。文化として根付くには実に長い時間を要することがうかがえます。

「文化の創造」は精神的な苦労もある上に、「長期戦に耐えられる体力(資金)」という物理的な問題もクリアしなければならないので簡単にはいきませんが、その分、継続できればすごいことが起こるように思います。

「作って、売って、終わり」は目先の仕事としては手っ取り早いのですが、長く続く商品にはならないのでしょう。

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